東大・医学部に合格する生物の勉強法:リードLightノート+考察問題対策が合格の鍵!

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 大学入試共通テストの勉強法
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東大・医学部に合格する生物の勉強法:リードLightノート+考察問題対策が合格の鍵!

 

生物は塾に通うな!:塾長の指導経験と実績

 東大、医学部受験の生物は、基本知識を前提として、「考察問題」が合否を分けます。このあたりが難しいので、生物受験の人も、塾、予備校で、生物を習おうという人がいるようです。
 しかし、塾長の塾では、生物の授業を行っていませんが(模試の反省でいろいろ指摘はしている)、塾生は、何も困らずに国立医学部あたりに合格していました。

 生物は考察問題が出るので、考察問題の講義、演習で慣れるのがいいと思っているかもしれません。しかし、初めて見るような設定が出題される可能性もあり、問題の丸覚えで乗り切ろうという姿勢は好ましくありません。特に、東大、京大あたりはそうです。
 そして、東大、京大であれ、初めて見る設定を出題する限り、高校生物の範囲で理解できるように丁寧に説明、誘導がついており、合否を分けるのは、高校生物の範囲で比較的理解しやすい問題です。それを超える問題は、並の合格者は正解できていないので、合否を分けていません。

 根本的には、教科書を、因果関係、論理を大切にして、しっかり「理解」することだと思います。特に、過去の生物学者の実験について「理解」することは、考察問題へ対応する力になると思います。
 考察問題が苦手な人は、このあたりを怠っているのに「苦手だ苦手だ」と言っている。また、そもそも、生物云々の前に、教科書で因果関係が説明されている部分を理解する、考察問題で問われていることを理解するような、「論理」が足りていない場合が多いようです。

 「論理」をどう鍛えるかは、大学受験塾チーム番町では指導しております。

 当塾にも、生物というのは上記のようなものだ、と説明しているにも関わらず、どうにもおかしなことを言い続け、怪しげな他塾で生物を習い続けた結果、全体として模試の結果が全く上がってこない、という人がいました。たとえば、「なんで医学部受験生なのに、普通に高校に通っていれば習うような、化学の中和滴定の教科書レベルの計算問題ができてないの?」といった具合です(化学も怪しげな他塾で習っていた。)
 経済学では「トレードオフ」と言いますが、生物を勉強している時間は、他の科目は勉強できません。密度の濃い生物の独習は不可欠ですが、普通、世間で行われる生物の講義などというものは冗長で、しかも、その講義を受けたとしても、結局は、下記『リードLightノート』のような教材を高速回転させて、徹底的に復習し、定着を図らなければいけないのです。また、冗長な生物の講義を受けている時間を、数学の勉強に当てれば、効果的に全体の成績が上がるかもしれません。

 

東大・医学部受験生物の特徴、物理との比較

 特に医学部受験の場合、物理選択か生物選択かで迷う人もいるかと思います。もともと、近年は、東大・医学部あたりの生物は、考察問題が合否を分け、論理が必要でした。それでも、数学と物理の成績には、かなりの相関があるので、数学が苦手気味なら生物選択、と言われてきたと思います。

 しかし、たとえば、2023年の大学入試共通テストの生物の平均点は、考察問題が難しかったこともあり、40点ほどでした。さすがに、今後、修正されるだろうと思いますが、生物も、かなり論理性の高い科目と言えます。

 一方、むしろ、物理選択にも、問題は解けるが(定量的)、意味はわかっていない(定性的理解の不足)、意外と論理的でない、という人は、それなりの割合でいると思います。決して良いことではありませんが。

 物理と比較した場合の生物の特徴を挙げます。

・暗記量が多い

・算数、数学の理解はそこまで必要ではない

・考察問題が多いので、意外に論理は必要

・得意な場合、物理のほうが満点近く取りやすい

・生物は論述が多いので、満点近くは狙いにくい

・物理のように、最初に間違えて、以下、芋づる式に全部間違える、といったことは少ない

 

教科書レベルの基本の勉強法

 物理受験に対して、生物受験は下に見られることがあるかもしれませんが、「ゲノム編集」など、生物は、今、熱い科目だと思いますよ!

 高校生物の教科書もなかなかの分量で、また、教科書を通読する(わからないところを調べる程度ならOK)という勉強法は、生物の初学者には厳しく、効果的に成績が上がっていかないと思います。

 『リードLightノート』(数研出版)という書き込み式のワークが市販されています。これに別冊解答を見ながら、オレンジペンで解答を書き込み、赤シートで隠し、ほぼ全問できるようにしましょう。次の段階に進むのは、まあ、マスター度が9割を超えてからです。次の教材に手を出したとしても、『リードLightノート』100%を目指して、適宜、戻ってくることになります。

 この基本知識の暗記の過程は、塾、予備校の授業に出席したところで、自分で、くり返して、覚えなければならないものです。逆に、特に、塾、予備校に通わなくても、教科書やわかりやすい教材を読む国語力があれば、自分でできます。

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リードLightノート生物基礎・生物(数研出版)

 日頃から、物事を根本から理解しようという姿勢がある人は、ここまでで東大入試の考察問題でも合格点を取れるのではないでしょうか。
 復習の方法は、勉強法の基本の(1)短答問題型へ。

 

実戦問題演習

 特に、東大、京大あたり入試の生物は、オリジナリティが高く、初めて見るような設定の問題を、丁寧な説明と誘導をつけて、高校標準レベルから考えさせるのが特徴だと思います。初見の設定に対応できるよう、日頃から根本から理解する姿勢が求められますが、一方で、実際に過去問を解き、頭の働かせ方に慣れることも大切でしょう。

 

生物基礎問題精講(旺文社)
生物標準問題精講(旺文社)

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 『基礎問』は、必要な知識は『リードLightノート』とほぼ重なる程度ですが、形式が少し入試っぽくなります。論述問題や考察問題も少しあります。東大・医学部の過去問への橋渡しとして必要だと思えば、こなしてもいいでしょうし、こなさなくてもいいでしょう。ただ、頻出の論述問題というものはあるもので、それは、このようなもので、あらかじめ準備しておいてもいいでしょう。
 問題と解説が同じページに載っており、勉強しやすいです。解説もいいと思います。Pointがまとまっているコーナーもあります。

 『標問』は、トップレベルの大学で合否を分けそうな新しめのトピック、考察問題の演習をすることができます。東大、京大あたりは、オリジナリティの高い出題が多いので、的中は期待すべきではありませんが、大学によっては、的中も期待できるかもしれません。
 また、難しめの考察問題対策として、優れていると思いますが、そういう用途の場合、上位大学の過去問に取り組んでもいいかもしれません。

 解説は分冊になっていて、勉強しやすいと思います。高度ながら、詳しめの解説だと思います。

 復習の方法は、勉強法の基本の(1)短答問題型、(2)単語、短答ではない問題型へ。

 

記述・論述問題の解法(旺文社)
計算・グラフ問題の解法(旺文社)
実験・考察問題の解法(旺文社)
遺伝問題の解法(旺文社)

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 記述、計算、グラフ、遺伝などの問題に弱点を抱えている場合、このような教材で補強すると克服できるでしょう。

 先述のように、東大、京大あたりは、オリジナリティの高い出題が特徴ですが、他大の場合、典型問題が出る可能性もあります。
 論述問題にも、頻出問題が存在します。その場合、このような教材で、あらかじめ準備していくと、有利でしょう。計算、グラフ、実験、考察、遺伝についても同様です。
 ただし、ここに載っている問題の解き方丸暗記ではなく、あくまでも、初見問題にも対応できるように、根本から理解しようという姿勢が大切です。

 『実験・考察問題』編では、考察問題を解く際に、図を書くことをおすすめするなど、ちょっとしたテクニックも紹介されています。普通に取り組んでいても、どうしても考察問題で合格点に達しない、という人は、こなしてみてもいいかもしれません。
 
 復習の方法は、勉強法の基本の(2)単語、短答ではない問題型へ。

 

大学入試共通テストの生物の勉強法

 2023年現在、平均点が40点ほどで(得点調整が行われました)、難しいです。今後、修正されると思われますが、伝統的な、暗記、正誤問題より、考察問題重視の傾向は続くのではないかと思われます。
 余談ですが、並の高校生に、高校生物の知識を問うだけでも大変なのに、高校生物の知識を使う考察問題を問うているから、無理が生じるのだろうと思います。このような入試が成立するのは、東大、京大、上位国立医学部レベルに限られると思います。

 共通テストの勉強法については、下記で述べています。

大学入試共通テストの勉強法

 

新井紀子教授の研究:生物考察問題が苦手な人と塾長の経験

 2019年に『AIに負けない子どもを育てる』という本が何十万部も売れました。著者は著者は、数学者で国立情報学研究所社会共有知研究センター長・教授の新井紀子先生です。
 新井紀子先生は「リーディングスキルテスト」(RST)を開発し、のべ18万人のデータを取っています。RSTは以下の内容を問います。

(1)文の主語、述語、目的語などを把握する力
(2)指示代名詞を把握する、省略された主語や目的語を把握する力
(3)2文の意味が同一であるか正しく判定する力
(4)小6までに習う知識と常識を動員して文の意味を理解、推論する力
(5)文章を図やグラフと比べて、内容が一致しているかを認識する力
(6)言葉の定義を読んでそれと合致する具体例を認識する能力

 RSTの点数と、入学できる高校、大学の偏差値は、かなりの相関関係があるようです。
 『AIに負けない子どもを育てる』では、「理数系が苦手な人は、(4)~(6)の点数が低い」としています。MARCH文系あたりにも少なからずいる、とのことです。
 塾長の経験上も、生物の考察問題が苦手な人は、(6)の「言葉の定義」をおろそかにして、一問一答型の丸暗記してきたような人が多いと思います。考察問題の問題文中の言葉は、教科書に意味が書いてありますが、その意味を自分で説明できるまでに理解していないから、考察問題を理解できないのは当然ですよね。
 東大・医学部受験生物の勉強も、言葉の意味、意義を自分で説明できるレベルまでに理解を高めることが大切です。

 

この記事を書いた人

大学受験塾チーム番町代表。東大卒。
指導した塾生の進学先は、東大、京大、国立医学部など。
指導した塾生の大学卒業後の進路は、医師、国家公務員総合職(キャリア官僚)、研究者など。学会(日本解剖学会、セラミックス協会など)でアカデミックな賞を受賞した人も複数おります。
40人クラスの33位での入塾から、東大模試全国14位になった塾生もいました。

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はじめに

 大学受験生にとって生物の勉強は重要な一環ですが、初めて取り組む方にとってはどのように学習を進めれば良いのか迷うこともあるでしょう。本記事では、初心者を対象に、大学受験における生物の勉強法を専門性の高い視点から解説します。基礎から応用まで段階的に進めることで、効果的な学習を実現しましょう。

 

生物の勉強を始めるタイミングは?

・ポイント
 生物の勉強を始めるタイミングは、早めに始めることがおすすめという考え方があります。生物は他の科目と比べて幅広い知識を要求されるため、時間をかけて基礎を固めることが重要だからです。また、高1で「生物基礎」を履修するケースが多いでしょうから、学校と並行して基礎を固めやすいからという考え方もあります。
 一方で、受験においては、メイン科目とは言い難いので、英語、数学の成績が先行するように、英語、数学を優先するという考え方もあります。

・理由
 生物は科学的な知識や概念の理解が必要ですが、その理解には実際に観察したり実験を行ったりすることが欠かせません。早めに取り組むことで、じっくりと基礎を学ぶ時間を確保できます。

・例
 例えば、高校1年生のうちから生物の基礎知識や用語を学んでおくことで、後の学習がスムーズに進みます。初心者でも教科書や参考書を通じて基本的な生物の概念や用語を学ぶことができます。

・ポイント
 生物の勉強は早めに始めることで、基礎を固める時間を確保するという考え方もあります。学校の授業と並行して、高校1年生のうちから基本的な概念や用語を学んでおくことができれば、たしかに受験は楽になるでしょう。一方、英語、数学の成績が選考していたほうが、受験には合格しやすいです。

 

 教科書を読む方法と活用のポイント

・ポイント
 教科書は生物の勉強において重要な情報源です。効果的に教科書を読み、活用する方法を紹介します。下記のように、近年の教科書は、かなりわかりやすいですし、図表なども充実しています。ただし、もうひとつ、受験実戦的でないのが欠点です。それは、入試問題集で補いましょう。

・理由
 教科書には生物の基礎知識や用語が詳しく解説されています。そのため、教科書を通じて理論や実験結果を学ぶことで、生物の理解が深まります。

・例
 教科書を読む際には、以下のポイントに注意しましょう。

・一つのテーマや章を徹底的に理解することを目指します。順番に読み進めるだけでなく、理解できない部分は補足資料やインターネットで補うことも有効です。

・重要なキーワードや概念は『リードLightノート』(数研出版)を併用して、問題集の形で覚えましょう。オレンジペンで書き込み、赤シートで隠し、できるまでくり返しましょう。

・図やグラフにも注目しましょう。生物は視覚的な要素も多く含まれていますので、図解やイラストを活用することで理解が深まります。

・ポイント
 教科書を読む際には、テーマや章ごとに集中的に学ぶことが重要です。キーワードや図表をメモし、視覚的な要素にも注目しましょう。

 

問題を解く方法と実践の重要性

・ポイント
 問題を解くことは生物の理解を深めるために重要なステップです。効果的な問題演習の方法と実践の重要性について解説します。

・理由
 問題演習は生物の知識を実践的に応用し、理解度を確認するための手段です。問題演習を通じて、理論を実際の現象や状況に適用する力が養われます。また、入試は問題の形で出題されますから、問題を解くことが、入試対策として有効なのは、当然のことです。

・例
 問題を解く際には、以下の手順を参考にしましょう。

・問題文を注意深く読み、要点や問題の目的を把握します。
・問題に必要な知識や概念を思い出し、関連する情報を整理します。
・解答方法や計算手順を明確にし、解答を導くためのロジカルな思考を働かせます。
・解答を書き出し、最終的な答えが問題文の要求に適合しているか確認します。

・ポイント
 問題解決は生物の理解を深めるために重要です。問題を解く際には問題文をよく読み、関連する知識や解答方法を適切に活用しましょう。

 

基礎を固めるための学習法と参考書の活用

・ポイント
 生物の勉強では基礎をしっかりと固めることが重要です。効果的な学習法と参考書の活用方法を紹介します。

・理由
 生物は幅広い知識が求められる科目ですので、基礎をしっかりと理解しておくことが後の学習の土台となります。基礎を固めることで、応用問題にも対応できるようになります。

・基礎を固めるための学習法としては、以下のような方法があります。

・教科書や参考書を通じて基礎知識をじっくりと学ぶことが重要です。理解しづらい箇所は資料集や、『高校生物をわかりやすく教えてください!』(学研、2分冊、基礎~難関大まで対応)などで調べると良いでしょう。

・マインドマップや覚え方の工夫を活用して、大量の情報を整理しやすくします。キーワードや概念を中心にノートを作成し、つながりを意識しながら学習します。

・定期的な復習を行い、基礎知識を定着させることが重要です。暗記する際には効果的な記憶法を活用しましょう。『リードLightノート』(数研出版)にオレンジペンで書き込み、赤シートで隠し、できるまでくり返しましょう。

参考書の活用においては、以下のポイントに注意しましょう。

・自分の学習レベルに合った参考書を選びます。初心者向けの入門書から始め、徐々にレベルの高い参考書に進んでいくと良いでしょう。『リードLightノート』(数研出版)→『生物基礎問題精講』(旺文社)→『生物問題集合格177問』(東進ブックス)入試必修編→『生物問題集合格100問(東進ブックス)定番難問編、といった流れがいいでしょう。

・問題集を活用して演習を行い、理解度を確認します。解説付きの問題集を選ぶと、解答方法や解説を通じて理解を深めることができます。上記に挙げたものは、すべて問題集の形式です。解説も詳しめです。

・ポイント
 生物の基礎を固めるためには、教科書や参考書を活用した学習法が効果的です。自分の学習レベルに合った参考書を選び、演習を通じて理解度を確認しましょう。

 

応用問題への対応と実践力の養成

・ポイント
 生物の学習では応用問題への対応力を養うことが重要です。実践的な問題への取り組み方や実験結果の考察方法について解説します。

・理由
 応用問題は生物の知識を実際の現象や実験に適用する能力を求めるものです。大学受験生物で、応用問題とは、主に、考察問題を指します。考察問題への対応力を養うことで、高得点を獲得することができます。

・例
 応用問題への対応する際には、以下のポイントに留意しましょう。

・問題文を十分に理解し、与えられた情報や条件を把握します。問題の要求や目的に合わせて解答を導くために必要な知識やスキルを考えましょう。

・実験結果の考察問題に取り組む場合は、実験の目的や手法、結果の傾向を正確に把握し、結果の意義や説明を考えます。実験結果から導き出される推論や考察にも注目しましょう。

 実践力を養うためには、実際の実験や観察に積極的に参加することも有効です。学校やの実験授業や実習、自宅での観察活動など、実践的な経験を積むことで、大学入試生物の考察問題への対応力も高まります。

・ポイント
 考察問題への対応力を養うためには、問題文を理解し、与えられた情報や条件を適切に活用することが重要です。実験結果の考察問題に取り組む際には、実験の目的や手法、結果の傾向を正確に把握し、結果の意義や説明を考えましょう。

 

過去問演習と志望校対策

・ポイント
 過去問演習は、実際の試験問題に触れながら受験の準備を進める上で重要な活動です。また、自分の志望校に合わせた対策も効果的です。

・理由
 過去問演習によって、実際の試験形式や出題傾向を把握し、解答スキルやタイムマネジメントを身につけることができます。また、志望校ごとに選択科目や出題範囲に違いがあるため、それに合わせた対策を行うことで合格への道筋を描くことができます。

・例
 過去問演習に取り組む際には、以下のポイントに留意しましょう。

・過去問を解く前に、問題の形式や出題傾向を把握しましょう。過去数年分の問題を解いて、共通するテーマや出題形式、重要なポイントなどを洗い出します。考察問題が出る、出ない、捨てても合格できそうか否か。文章の正誤問題が出る、出ない。短答問題が多い、少ない、などです。

・解答過程や解説をじっくりと確認し、自分の解答と比較しながら反省を行いましょう。解説に示された解法やアプローチを学び、同じタイプの問題に対しても活用できるようにします。

・時間配分やタイムマネジメントも重要です。過去問演習では試験時間内での解答が求められますので、練習段階から時間に制約を設けて解くことで、実際の試験にも対応できるようにします。特に、化学と2科目選択の人が多いと思います。化学の計算に時間が取られるため、化学、生物選択の場合、時間との戦いは本質的です。

志望校に合わせた対策については、以下のポイントに留意しましょう。

・志望校の過去問を中心に演習を行い、その傾向や出題内容に慣れることが重要です。志望校の入試要項や過去の出題傾向を分析し、重点的に対策を行いましょう。

・志望校ごとに選択科目や出題範囲が異なる場合は、その科目に特化した対策を行います。参考書や過去問集など、志望校に適した教材を選びましょう。上記のように、考察問題対策、文章正誤問題対策、短答問題対策など、それぞれの出題形式に適した問題集が市販されています。

・過去問演習だけでなく、模擬試験や予想問題も積極的に活用しましょう。志望校の雰囲気や入試形式に慣れることができます。ただし、模擬試験は、最大公約数的な出題をしているので、第一志望校が固く決まっている場合、結局は、第一志望校の出題形式を意識した対策が有効です。

・ポイント
 過去問演習は、実際の試験問題に触れながら受験の準備を進める上で重要な活動です。また、自分の志望校に合わせた対策も効果的です。

 

共通テスト対策:考察問題が難しい。平均点が低く、得点調整も。

・ポイント
 共通テストは、特に国立大学医学部入試では配点が高く、重要な試験であり、生物の対策もしっかりと行う必要があります。以下では共通テスト対策について解説します。

・理由
 共通テストでは生物が「生物」と「生物基礎」の2つの科目に分かれて出題されます。両科目とも対策を適切に行うことで、高得点を狙うことができますが、2023年現在、難しい科目になっています。

・例
共通テスト対策のポイントを紹介します。2023年現在、考察問題が難しく、平均点が低いのが特徴的です。2023年は、「生物」の平均点が40点ほどで、得点調整が行われました。

・「生物」の対策では、過去問演習を重視しましょう。共通テストの傾向や出題形式を把握するために、過去数年分の問題を解いてみましょう。重要なテーマや出題パターンを把握することができます。

・「生物基礎」の対策では、基礎知識の習得が重要です。教科書や参考書を使って、生物の基本的な知識をしっかりと学びましょう。また、理解度を確認するために問題集や模擬テストも活用しましょう。

・解答の正確さとスピードも共通テストでの重要なポイントです。解答を書く際には、手書きの練習を積み重ねて文字の読みやすさを意識しましょう。また、時間配分にも注意し、解答時間を適切にコントロールすることが必要です。

・共通テストの生物対策は、時間的な制約があるため効率的な学習が求められます。豊富な過去問演習や、市販の共通テスト対策問題集、解説書は豊富にあり、効果的な対策ができます。