東大・医学部に合格する古文・漢文の勉強法:単語と文法、よく出る語句と句法がほぼ全て!

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東大・医学部に合格する古文・漢文の勉強法:単語と文法、よく出る語句と句法がほぼ全て!

 

古文の勉強法

 がんばって塾、予備校に通って古文を勉強しているつもりなのに、古文の成績が伸びず、悩んでいませんか?
 実は、古文は、単語と文法の暗記で、ほぼ点数が決まっていて、塾、予備校の授業が、あまり報われないのです。なぜなら、難しい読解は、並の東大文系合格者あたりでも、できないことが多く、合否を分ける要素ではないからです。
 この記事を読めば、効果的に古文の成績を伸ばす勉強法がわかります。

 

塾長の実績と経験:古文は塾、予備校に通うな!

 古文の得点力をを要素に分けると
(1)単語
(2)文法
(3)読解
(4)古文常識
といったところになります。これらをマスターすると、古文の点数が増えます。

 ただ、(1)(2)でほぼ決まると思います。これは、自分で覚えるものですね。

 古文単語は、現代語にないものもありますし、現代語とは意味が異なるものもあるので、有名な単語集を1冊完璧に覚えるのは必須です。

 文法は、多少の理解が必要かもしれませんが、日本語が読める人なら、文法教材の解説を読めば、理解をするのは難しくありません。活用、接続、助動詞の意味などは、塾、予備校で一度習ったところで、すぐ忘れるので、結局、自分で何度も復習が必要です。結局、最初から、塾、予備校に行かなくても、たいして変わらないことがわかりますね。
 文法も下記教材くらいは、完璧にすることが必要ですが、たとえば、敬語は、後述する、わずかな読解のコツである「主体が省略されている場合の把握」にも役に立ちます。

 読解が難しい場合、平均的な東大合格者でも出来が悪く、合否を分ける要素になりません。(読解のごく少数のコツについては後述します。)したがって、塾、予備校で、長々と読解の授業を受けている時間は、ほぼ無駄、ということになります。
 逆に、単語、文法ができていないのに、塾、予備校の読解の講義に出席したり、市販の長文問題集に手を出したりするのは、かなり効果の薄い学習と言えます。

 

塾長の実績と経験:古文の「参考書ルート」を信じるな!

 近年、「参考書ルート」などとして、どのような参考書をこなしていけば、大学に合格できるかを、したり顔で語っている人達が散見されます。おそらく、「自学自習型」の塾が、自分達の授業料を正当化するためだと思われます。ちなみに、どのような参考書をこなせば、東大に合格できるか、といった話は30年前には存在しました。新しい概念では全くないので、注意しましょう。

 では、古文の成績が足りない人が、古文の「参考書ルート」に従ったとしましょう。古文の場合、単語、文法まではいいと思います。一方、長文問題集を全部こなそうと思ったとしましょう。
 まず、その人は、英語、数学の成績は足りているのでしょうか?そして、古文の長文問題集を全部こなした上で、英語、数学で合格点に達するための勉強時間を確保できるのでしょうか? 
 そもそも、先述のように、古文という科目は、単語と文法で、ほぼ得点が決まっており、長文問題集の価値は低いです。古文自体の点数も上がりにくいと思います。また、単語や文法の教材の例文を音読するなどの取り組みをすれば、それなりに古文の長文問題に対応できるようになります。(一部、省略されている主体を把握するとか、設問を前後から文脈判断するとかはありますが、その程度です。実際、古文の授業や長文問題集というのは、そのような解説がわずかにある他は、ほぼ、単語と文法の解説です。模試を受けて、適切に反省すれば済む話です。)

 おそらく、英語、数学あたりの点数が足りず、(古文も足りないかもしれない)志望校には合格しない、というのが、多くの人の運命だと思います。
 大学受験塾チーム番町では、日本語力さえあれば、下記の、ごくごく少数の読解のコツさえ意識すれば、大学受験の古文で志望校合格レベルの成績を取れると考えており、実際に、過去の生徒は、東大文系まで含めてそうでした。

 

古文単語を覚えよう!

 学校の授業に出て、テストを受けなければいけないのだから、学校のテキストの文中の単語を覚えるのが最優先でしょう。単語帳を配って、テストで出題する学校も多いですね。
 テキストの覚えていない単語に✓をつけつつ、現代語訳を思い浮かべながら音読できるまでくり返すといいでしょう。

 長い休みなど、余裕があるときに、単語集を使うといいでしょう。学校採用されているなら、それを使えばいいと思います。
 文章を、現代語訳を思い浮かべながら音読できるまでくり返すといいでしょう。

 具体的な覚えかたは勉強法の基本の(2)単語、短答ではない問題型へ。

 

読んで見て聞いて覚える 重要古文単語315

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古文文法を覚えよう!

 

古典文法サブノート(日栄社)
詳説古典文法(筑摩書房)など

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 「古典文法サブノート」は、活用表、その他が穴埋めになっています。活用やその他解答を、オレンジペンで書き込み、赤下敷きで隠し、正解できるようにすると、文法をマスターできます。例文は現代語訳がスラスラ思い浮かぶまで音読しましょう。

 マスターすべき文法の内容は、
・品詞
・活用(四段活用など)
・助動詞、助詞の意味
・助動詞の接続(どの活用形につながるか)
・敬語
といったものです。

 薄い本ですが、解説は品詞分解もされていて、意外にも文法を厳密に理解できます。解説が不親切に感じる場合、解説が詳しい参考書という選択肢もあります。
 具体的な覚えかたは勉強法の基本の(1)短答問題型へ。

 「詳説古典文法」は、学校で配られるような、文法がほぼ網羅されている教材です。筑摩書房のものはAmazonなどで買うことができます。
 例文に対して、現代語訳がついているので、例文を現代語訳がスラスラ思い浮かぶまで音読すると、古文はほぼ十分でしょう。ただ、内容が網羅的でかなり重いので、まずは「古典文法サブノート」あたりを完璧にしてからのほうが賢明です。

 

古文読解:知らなければいけないのはこれだけ!

 古文読解で唯一難しい、実戦的なコツがあるとすれば、「文の主体が省略されている場合に主体を把握する」ことです。省略された主体を把握するコツは、以下の通りです。かつて、旧センター試験で平均点が低かった時に、以下がバシッとハマったことがあります。

・「を、に、が、ど、ば」の後は、主語が変わりやすい。ただし「心情語」+「を、に、が」、「体言」+「を、に」の時は、変わらないことが多い。
・「て、で、つつ」の後は、主語は同じ可能性が高い。
・敬語の有無で主語が判断できることがある。

 東大模試まで含めて、その他の読解が難しい場合、平均的な合格者はできが悪く、合否を分けません。

 

古文常識を知ろう!

源氏でわかる古典常識(学研)
マドンナ古文常識217(学研)

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 古文の問題文の背景をマスターできます。問題文の場面、大きな流れを把握しやすくなるでしょう。『らくらくブック』はマンガです。

 

古文攻略の裏技

 百人一首と百人一首の解説マンガ(もっと固い、文法まで解説されているものもあります)でも用意して、ご家庭で、わずかなお小遣いでもかけて、定期的に百人一首大会を開催すれば、自然に古文など、できるようになると思います。
 古文で苦手意識を持つ人が多い「和歌」にも強くなり、一石二鳥ですね。

 

漢文の勉強法

 

塾長の実績と経験:漢文は塾、予備校に通うな!

 漢文は
(1)よく出る語句

(2)句法
を覚えましょう。それでほぼ完成します。しかも、覚えなければならないことが、非常に少ないです。コストパフォーマンスの良い科目と言えます。
 塾、予備校に通ったところで、これらは結局、自分でくり返して覚えなければなりませんから、塾、予備校に行く意味があまり感じられませんね。

 よく出る語句とは、たとえば

・「於是」は「ここにおいて」と読み「そこで」の意
・「是以」は「ここをもって」と読み「こういうわけで」の意
・「以是」は「これをもって」と読み「これによって」の意
(この3つは、模試で非常によく出ます)

といったものや、名詞で

・「寡人」は王が自分を指して言う(特が少ない人という謙遜)

といったものです。

 現在使われている日本語の熟語から語句の意味を類推するくらいのことは要求されます。それ以上のことは注がつく、問題に正解するのに不要、平均的な東大合格者もできない問題、などです。
 それほど時間をかける科目ではありません。

 

塾長の実績と経験:漢文の「参考書ルート」を信じるな!

 近年、「参考書ルート」などとして、どのような参考書をこなしていけば、大学に合格できるかを、したり顔で語っている人達が散見されます。ちなみに、どのような参考書をこなせば、東大に合格できるか、といった話は30年前には存在しました。新しい概念では全くないので、注意しましょう。
 では、漢文の成績が足りない人が、漢文の「参考書ルート」に従ったとしましょう。漢文の場合、よく出る語句、句法まではいいと思います。一方
、長文問題集を全部こなそうと思ったとしましょう。
 まず、その人は、英語、数学の成績は足りているのでしょうか?そして、漢文の長文問題集を全部こなした上で、英語、数学で合格点に達するための勉強時間を確保できるのでしょうか? 
 そもそも、先述のように、漢文という科目は、よく出る語句と句法で、ほぼ得点が決まっており、長文問題集の価値は低いです。漢文自体の点数も上がりにくいと思います。
 おそらく、英語、数学あたりの点数が足りず、(漢文も足りないかもしれない)志望校には合格しない、というのが、多くの人の運命だと思います。
 大学受験塾チーム番町では、よく出る語句と句法さえ覚えれば、大学受験の漢文で志望校合格レベルの成績を取れると考えており、実際に、過去の生徒は、東大文系まで含めてそうでした。

 

句法と基本漢字を覚えよう!

漢文初級(日栄社)

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 句法とは「まさに~せんとす」などです。
 日栄社の「漢文初級」は薄い本ですが句法がかなり完成すると思います。オレンジペンで書き込み、赤下敷きで隠し正解できるようにしましょう。問題文を現代語訳がスラスラ浮かぶまで
音読しましょう。
 具体的な覚えかたは勉強法の基本の(1)短答問題型へ。

1.送りがな・返り点
2,3.書き下し文
4.熟語の構造
5.漢文の構造(SVOC)
7,8.再読文字
10.否定の形(1)基本的な否定と禁止
11.否定の形(2)二重否定
12.否定の形(3)部分否定
13.否定の形(4)その他の否定
15~17.疑問・反語の形
19.使役・受身の形
20.比較選択・願望の形
21.仮定・抑揚の形
22.限定・累加の形
24~29.文字の整理
30.漢詩

 

早覚え速答法(学研)

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 基本はできている人はこちらから始めてもいいでしょう。
 漢文の句法、よく出る語句をマスターできます。例文をスラスラ読めるまで音読すると、問題文をスムーズに読めるようになるでしょう。
 漢文の知識は、この1冊でほぼ完成します。
それほど時間をかける科目ではありません。
 具体的な覚えかたは勉強法の基本の(2)単語、短答ではない問題型へ。

 

漢文攻略の裏技

 塾長は、中学生~高校生の頃、TVゲームやPCの『三国志』のゲームで中国を統一しつつ、横山光輝さんの漫画『三国志』全60巻、『項羽と劉邦』全21巻(現在は違う巻数で出ています。)を読んでいたら、特に勉強しなくても、東大模試の漢文で高得点を取っていました。

 

共通テストの古文・漢文

 共通テストの古文、漢文の問題文は、マーク式で受験生を振り分けるという性質上、意外に難しいこともあります。
 ただし、難しい部分は、問題を正解するのに必要ではないことが多い、平均的な東大合格者でも出来が悪い、などです。難しい部分があっても、心を折らさず、傍線部の前後からの文脈判断、全体の流れを大切にして、上記でマスターした単語、文法、句法、よく出る語句を武器に、正解にたどり着きましょう。

 リード文と注はとても大切です。特に、古文のリード文は、「~の場面から始まる」と、問題文の最初の主体を教えてくれることもあります。人間関係の説明も、かなりヒントになります。漢文の注は、「答書いてあるじゃん」と思うこともあるほど重要です。

 選択肢のひっかけが激しいのは、現代文と同じです。過去問で慣れることが大切です。

 漢文について。平均点が高い年は、テクニックはあまり必要ではありませんが、平均点が低い年は、
「順接、逆接」
「筆者の主張を表す語句」(反語による強調など)
「時、場所の移り変わりが文章の流れの変わり目」
などのテクニックが使えるかもしれません。

大学入試共通テストの勉強法

 

この記事を書いた人

大学受験塾チーム番町代表。東大卒。
指導した塾生の進学先は、東大、京大、国立医学部など。
指導した塾生の大学卒業後の進路は、医師、国家公務員総合職(キャリア官僚)、研究者など。学会(日本解剖学会、セラミックス協会など)でアカデミックな賞を受賞した人も複数おります。
40人クラスの33位での入塾から、東大模試全国14位になった塾生もいました。

 

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はじめに

 大学受験において古文は重要な科目の一つですが、初心者の方にとっては難解で取り組みにくい印象があるかもしれません。しかし、正しい勉強法と効果的なアプローチを用いれば、古文の理解と読解力の向上が可能です。この記事では、大学受験を目指す初心者の方々に向けて、古文の勉強法の全体像や具体的なアプローチ方法を解説します。

 

 古文の基礎知識の習得

 古文は、日本の古典文学や歴史を学ぶための科目です。古文の特徴は、現代日本語とは異なる表現や文法を使用していることです。しかし、古文の世界に慣れていくためには、基礎知識の習得が重要です。以下では、古文の基礎知識について詳しく説明します。

古文の時代背景の理解
 古文は、古代から中世にかけての日本の言語・文学の形態を指します。古文の時代背景を理解することで、古文がどのような文化や社会の背景で使用されていたのかを把握することができます。具体的には、奈良時代や平安時代などの時代の特徴や重要な歴史的出来事について学びましょう。いわゆる「古文常識」と言われる分野です。参考書も出ていますが、普通に高校に通っていれば、受験に必要なことは、かなり習得できるはずです。

・文学史の基本的な知識
 古文は、日本の文学史の一環として位置づけられています。古文を学ぶ上で、文学史の基本的な知識を習得することは重要です。文学史の流れや主要な作品・作家について学び、古文がどのような文学的な文脈で存在しているのかを理解しましょう。例えば、『源氏物語』や『枕草子』などは、古文の代表的な作品です。

・文法や表現の特徴
 古文には、現代日本語とは異なる文法や表現方法があります。基礎知識として、古文の文法や表現の特徴を学ぶことが重要です。例えば、「ぬ」や「り」といった助動詞の使用法や、文中での助詞の使い方などがあります。文法書や参考書を活用し、基本的な古文の文法を理解しましょう。

・文章の構造と解読
 古文では、文章の構造や解読方法も重要な要素です。古文の文章は、現代日本語に慣れていると読みづらく感じることがあります。文節や句読点の位置、係り受け関係などを正確に把握し、文章全体の意味や論理構造を読み取る能力を養いましょう。

 これらの基礎知識を習得することで、古文の世界により深く入り込むことができます。初心者の方には、わかりやすい参考書を活用することをおすすめします。基礎知識をしっかりと身につけた上で、古文の学習を進めていくことで、より効果的な理解と解析が可能になります。

 

古典文法の習得方法

 古文の文法は現代日本語とは異なるため、初心者の方にとっては難しい部分もあるかもしれません。しかし、基本的な文法パターンを覚えることで理解を深めることができます。例えば、「〜ず」という表現は現代日本語の「〜ない」に相当します。こうした例を使って文法の解説を行います。

 

古文解釈と敬語の勉強法

 古文の解釈は、文章の意味を正しく理解するために非常に重要です。初心者の方におすすめのアプローチは、文章をスラスラ読むためのポイントを押さえることです。以下では、古文解釈と敬語の勉強法について詳しく説明します。

・文章の主語を把握する
 古文の解釈において、文章の主語を把握することは非常に重要なポイントです。主語は文の中心的な存在であり、その動作や意思に関連する情報が含まれています。主語を特定することで、文の意味や文脈を理解する手がかりとなります。例えば、「太郎が花を見た」という文であれば、「太郎」が主語となります。主語が省略された場合の把握のコツは、上の方に記してあります。

・動詞や助動詞の意味を把握する
 古文では、動詞や助動詞が文章の中心的な役割を果たします。これらの語句の意味を正しく把握することは、文章の解釈において重要です。動詞や助動詞の意味は辞書や参考書を活用し、基本的な用法やニュアンスを理解しましょう。また、異なる時制や敬語表現による変化にも注意を払いましょう。

・文脈を考慮する
 古文では、文脈によって単語や表現の意味が変わることがあります。文脈を正しく考慮することで、適切な解釈ができます。前後の文や段落との関係性やつながりを意識し、文章全体の流れや主張を把握しましょう。また、助詞の使い方や文法的な特徴も文脈と関連して理解する必要があります。

・敬語の使い方を学ぶ
 古文では、敬語表現が多く使われます。敬語の使い方を学ぶことは、古文解釈の重要な要素の一つです。基本的な敬語のルールや表現方法を学び、文章中での使い方や意味を理解しましょう。敬語は文脈や相手との関係によって変化するため、実際の文例や例文を通じて練習することが役立ちます。

 これらのポイントを意識しながら、古文の解釈と敬語の勉強を進めてください。文章の主語や動詞の意味を把握し、文脈を考慮しながら読解していくことで、古文の理解力を向上させることができます。また、敬語の使い方を学び、正確かつ適切な表現ができるようにしましょう。継続的な学習と実践を通じて、古文解釈と敬語のスキルを磨いてください。

 

長文の勉強法

 古文には長文が多く含まれており、初心者の方にとっては挑戦的な課題となることがあります。しかし、適切なアプローチと練習を通じて、長文の解読能力を向上させることが可能です。以下では、初心者の方に向けた具体的な長文の勉強法を紹介します。

・段落ごとに要点を把握する
 長文を解くためには、まず段落ごとに要点を把握することが重要です。各段落には主題や主張が含まれており、それらを理解することで全体の流れを把握することができます。段落の最初と最後の文に着目し、主題や論点がどこにあるのかを見つけましょう。また、重要なキーワードや表現にも注目して意味を理解しましょう。

・文脈を考える
 古文では、文脈によって単語や表現の意味が変わることがあります。文脈を考慮しながら、各文や各段落の内容をつなげて解釈しましょう。前後の文との関係性や繋がりを意識することで、文全体の意味を把握することができます。

・キーワードの抽出と理解
 長文の中には重要なキーワードが含まれています。それらのキーワードを抽出し、その意味や役割を理解することが重要です。例えば、人物の名前や特定の場所、重要な出来事などがキーワードとなります。これらのキーワードを把握することで、文章の意味や論理を理解しやすくなります。

・練習問題を解く
 長文の解読力を向上させるためには、練習問題の解答を通じて実践することが重要です。大学の過去問や参考書の問題集を利用し、段階的に難易度を上げながら取り組んでみましょう。解答の際には、前述した要点の把握や文脈の考慮、キーワードの理解を意識しながら解答してください。解説や模範解答と照らし合わせながら、自分の解釈と比較してみることも効果的です。

・復習
 解いた問題や長文の勉強を終えた後は、必ず復習を行いましょう。間違えた箇所や理解しきれなかった部分を再度確認し、なぜ間違えたのかを考えます。また、同じタイプの問題や似たような文型の長文を追加で解いてみることも効果的です。復習を通じて定着度を高め、同じ間違いを繰り返さないようにしましょう。

 以上が、初心者の方におすすめの長文の勉強法です。段落ごとに要点を把握し、文脈を考えながらキーワードを抽出し、練習問題を解くことで徐々に長文解読のスキルを向上させることができます。地道な練習と復習を続けながら、自信を持って長文に取り組んでください。

 

問題演習と過去問の活用

 古文の勉強では、問題演習が欠かせません。初心者の方は基礎からコツコツと問題に取り組むことが大切です。また、過去の受験問題を解くことで実際の試験形式に慣れることができます。解答のポイントや効果的な復習方法も解説します。

 

おわりに

 古文の勉強は初心者の方にとって一見難しいものかもしれませんが、適切な勉強法と努力によって乗り越えることができます。この記事では、古文の基礎知識の習得から単語や文法の学習、解釈力の向上、問題演習と過去問の活用まで、初心者の方に必要な情報をわかりやすく解説しました。ぜひ、この記事を参考にして、古文の勉強に取り組んでみてください。