大学受験の世界史の勉強法・参考書 早慶上智GMARCHなど私大編:マンガと問題集が合格の鍵

 

大学受験の世界史の勉強法・参考書 早慶上智GMARCHなど私大編:マンガと問題集が合格の鍵

 

私大世界史の勉強の流れ

 世界史が難しいのは、タテ(時間軸)のみならず、ヨコ(世界地図)をマスターしなければならないことです。常に、教科書欄外や資料集の地図を見つつ、「同時代に他地域では何があったか」を思い浮かべながら勉強しましょう。
 このような観点は共通テストでもよく問われます。

<基本編>
☆マンガ
 ↓↑
☆イチから鍛える世界史 入門編

<私大編>
☆ヒストリカ
☆アナウンサーが読む詳説世界史
 ↓↑
☆はじめる世界史
☆入試に出る世界史B一問一答
☆ヒストリア

 GMARCH、関関同立、早慶上智あたりを目指すとき、
「英、国の凹みを世界史でカバーする」
「世界史で他の受験生に差をつける」
と思わないことが大切です。
 模試の成績は、常に、英、国が先行している状態が望ましいです。

 GMARCH、関関同立、早慶上智あたりの入試では、非常に細かい知識を含む選択肢があるかもしれませんが、その問題は、「他の選択肢の正誤で正解に到達できる」か「他の人もできない捨て問」かもしれません。

 結局、世界史は、教科書を勉強して、英、国(小論文)ができれば、早慶の看板学部にも合格できます。

 

マンガで流れをつかもう!

忘れてしまった高校の世界史をマンガで復習する本(KADOKAWA)
漫画版世界の歴史全10巻(集英社)

 まずは、お気楽に世界史の全体像をつかめるものを読み、超重要事項の軸を作ったほうが、その軸に記憶が引っかかり、遅いようで早く点数が上がります。「スモールステップ」ですね。

 また、マンガはビジュアル、ストーリー、人物の感情などにより、脳科学上も記憶に残りやすいはずです。
 
 最初は、1冊で通史をざっと通せるものがいいと思います。「スモールステップ」です。
次に全20巻くらいものに進みます。集英社版は文庫で出ているので、安く買えます。

 

問題で基本をチェック!

イチから鍛える世界史 入門編(学研)

 入門編とあるように、高校世界史の基本の基本の部分を4択問題でチェックできます。このような問題集を使いながら集英社版のマンガを読むと、勉強が能動的になり、より効果的に記憶できます。
  ほぼ全問解けるようになったら、次の段階に進みましょう。

 

 

教科書+音声!

アナウンサーが読む詳説世界史B(山川出版社)

 

 山川出版社の詳説世界史Bは多くの人が受験に使う検定教科書です。その本文の音声を聴くことができます。

 世界史のメインテキストにします。
 ざっと聞きながら読むと、受験世界史の全体像を把握できます。問題集でわからないことがあったとき調べものに使えます。実力がついたら、通読、熟読すると、問題集でマスターできなかった抜けを埋めることができます。スマホアプリで倍速再生すると、目と耳から勉強でき、記憶が強化されます。
 あまり、実力がないうちから通読メインで勉強すると、効率が悪いと思います。あくまでも、勉強は、問題を解くことをメインとします。脳は、アウトプットをしたほうが「こんなに使う情報なのか」と判断して、記憶に残りやすいようです。また、入試は問題の形式で出題されるので、問題を解くのが実戦的です。

 

ヒストリカの流れ図!

流れ図世界史図録ヒストリカ(山川出版社)
世界史の資料集

 世界史のメインテキストにしましょう。 
 『ヒストリカ』は名作です。重要事項が「流れ図」でまとまっています。世界史に必要な、同じ地域の「タテ」の流れ、同じ時期に他地域で何があったかの「ヨコ」を一目瞭然で把握することができます。論述に必要な、歴史的意義なども、コンパクトに載っています。 
 このような図が頭に入っていれば、共通テストも論述も合格点を取れます。流れ図をコピーして、暗記ペンと暗記シートで隠すといいと思います。
 復習の方法は、勉強法の基本の(1)短答問題型へ。

 ただし、『ヒストリカ』は地図が弱いので、もう1冊資料集を持っておき、勉強している部分の地図などをこまめに眺めましょう

 

私大世界史問題演習!

はじめる世界史(Z会出版)
入試に出る世界史B一問一答(Z会出版)
HISTORIA世界史精選問題集(学研)

 

ヒストリア日本史・世界史精選問題集(学研)

 このような問題集を解けるようにすると、GMARCH、関関同立、早慶上智などの私大で合格点を取れるでしょう。
 『はじめる日本史』はGMARCHレベルを目指すのに適切なレベルです。難易度も安定しています。
 各テーマごとに、まず、まとめのページがあります。赤シートで隠してチェックすることもできます。次に、入試形式の問題のページがあります。

 『一問一答』は重要度がレベル分けされています。成績が低いうちは、まずは重要度が一番高いものだけマスターするという取り組みが有効です。また、『はじめる世界史』で埋めきれなかった穴を埋めるという使い方も、効果が高いと思います。

 『ヒストリア』はGMARCH~早慶上智で合格点を取れる本です。入試の過去問をベースにしつつ、オリジナル問題を加え、カバー率を上げています。解答編が分厚く、解説が親切で、理解を助けてくれると思います。

 いずれも、できない問題に✓をつけ、全問解けるまで復習しましょう。復習の方法は、勉強法の基本(2)単語、短答ではない問題型へ。

 

  GMARCH、関関同立、早慶上智あたりを目指すとき、
「英、国の凹みを世界史でカバーする」
「世界史で他の受験生に差をつける」
と思わないことが大切です。
 模試の成績は、常に、英、国が先行している状態が望ましいです。

 GMARCH、関関同立、早慶上智あたりの入試では、非常に細かい知識を含む選択肢があるかもしれませんが、その問題は、「他の選択肢の正誤で正解に到達できる」か「他の人もできない捨て問」
かもしれません。

 結局、世界史は、教科書を勉強して、英、国(小論文)ができれば、早慶の看板学部にも合格できます。

 

世界史概観(岩波新書、H.G.ウェルズ)

大学受験の日本史の勉強法・参考書 早慶上智GMARCHなど私大編

 

この記事を書いた人

大学受験塾チーム番町代表。東大卒。
指導した塾生の進学先は、東大、京大、国立医学部など。
指導した塾生の大学卒業後の進路は、医師、国家公務員総合職(キャリア官僚)、研究者など。学会(日本解剖学会、セラミックス協会など)でアカデミックな賞を受賞した人も複数おります。
40人クラスの33位での入塾から、東大模試全国14位になった塾生もいました。

大学受験塾チーム番町 市ヶ谷駅100m 東大卒の塾長による個別指導

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