大学受験の日本史の勉強法・参考書 早慶上智GMARCHなど私大編:マンガと問題集が合格の鍵

大学受験の日本史の勉強法・参考書:早慶上智GMARCHなど私大編

 

私大日本史の受験勉強の流れ

<基本編>
☆マンガ
 ↓↑
☆ イチから鍛える日本史 入門編

<私大編>
☆アナウンサーが読む詳説日本史
☆集英社のマンガ
 ↓↑
☆はじめる日本史
☆入試に出る日本史B一問一答
☆ヒストリア

 GMARCH、関関同立、早慶上智あたりを目指すとき、
「英、国の凹みを日本史でカバーする」
「日本史で他の受験生に差をつける」
と思わないことが大切です。
 模試の成績は、常に、英、国が先行している状態が望ましいです。

 GMARCH、関関同立、早慶上智あたりの入試では、非常に細かい知識を含む選択肢があるかもしれませんが、その問題は、「他の選択肢の正誤で正解に到達できる」か「他の人もできない捨て問」かもしれません。
 結局、日本史は、教科書を勉強して、英、国(小論文)ができれば、早慶の看板学部にも合格できます。

 

マンガで日本史の流れをつかもう!

マンガ日本の歴史がわかる本(三笠書房)
日本の歴史漫画版(集英社文庫)

 

 まずは、お気楽に日本史の全体像をつかめるものを読み、超重要事項の軸を作ったほうが、その軸に記憶が引っかかり、遅いようで早く点数が上がります。「スモールステップ」ですね。

 また、マンガはビジュアル、ストーリー、人物の感情などにより、脳科学上も記憶に残りやすいはずです。

 『日本の歴史がわかる本』は、よくテレビにもでている、歴史学者の小和田哲男先生の監修です。まずは、通史が3分冊くらいになっている分量で、刻むのが「スモールステップ」でいいと思います。
・古代~南北朝
・室町・戦国~江戸
・幕末・維新~現代
の3分冊です。

 全20巻くらいの歴史マンガは、集英社版は文庫で出ているので、安く買えます。かなりの大学入試に対応できる内容になっています。先の段階に進んでも、時々見直すと、ビジュアルにより、記憶に残りやすく、理解を助けるでしょう。

 

問題で日本史の基本をチェック!

イチから鍛える日本史 入門編(学研)

 入門編とあるように、高校日本史の基本の基本の部分を4択問題でチェックできます。このような問題集を使いながら集英社版のマンガを読むと、勉強が能動的になり、より効果的に記憶できます。
  ほぼ全問解けるようになったら、次の段階に進みましょう。

 

日本史の教科書+音声!

アナウンサーが読む詳説日本史(山川出版社)

 山川出版社の詳説日本史Bは多くの人が受験に使う検定教科書です。その本文の音声を聴くことができます。

 日本史のメインテキストにします。
 ざっと聞きながら読むと、受験日本史の全体像を把握できます。問題集でわからないことがあったときは調べものに使えます。実力がついたら、通読、熟読すると、問題集でマスターできなかった抜けを埋めることができます。スマホアプリで倍速再生すると、目と耳から勉強でき、記憶が強化されます。
 あまり、実力がないうちから通読メインで勉強すると、効率が悪いと思います。あくまでも、勉強は、問題を解くことをメインとします。脳は、アウトプットをしたほうが「こんなに使う情報なのか」と判断して、記憶に残りやすいようです。また、入試は問題の形式で出題されるので、問題を解くのが実戦的です。

 

私大日本史問題演習!

はじめる日本史(Z会出版)
入試に出る日本史B一問一答(Z会出版)
HISTORIA日本史精選問題集(学研)

 

 『はじめる日本史』はGMARCHレベルを目指すのに適切なレベルです。難易度も安定しています。
 各テーマごとに、まず、まとめのページがあります。赤シートで隠してチェックすることもできます。次に、入試形式の問題のページがあります。また、入試形式の形式のページには「シートで隠して確認!」というコーナーがあります。漢字と年代をチェックすることができます。

 『一問一答』は重要度がレベル分けされています。成績が低いうちは、まずは重要度が一番高いものだけマスターするという取り組みが有効です。また、『はじめる日本史』で埋めきれなかった穴を埋めるという使い方も、効果が高いと思います。

 『ヒストリア』はGMARCH~早慶上智で合格点を取れる本です。入試の過去問をベースにしつつ、オリジナル問題を加え、カバー率を上げています。解答編が分厚く、解説が親切で、理解を助けてくれると思います。

 いずれも、できない問題に✓をつけ、全問解けるまで復習しましょう。

 GMARCH、関関同立、早慶上智あたりを目指すとき、
「英、国の凹みを日本史でカバーする」
「日本史で他の受験生に差をつける」
と思わないことが大切です。
 模試の成績は、常に、英、国が先行している状態が望ましいです。

 GMARCH、関関同立、早慶上智あたりの入試では、非常に細かい知識を含む選択肢が
あるかもしれませんが、その問題は、「他の選択肢の正誤で正解に到達できる」か「他の人もできない捨て問」かもしれません。
 結局、日本史は、教科書を勉強して、英、国(小論文)ができれば、早慶の看板学部にも合格できます。

 

大学受験の世界史の勉強法・参考書 早慶上智GMARCHなど私大編

 

この記事を書いた人

大学受験塾チーム番町代表。東大卒。
指導した塾生の進学先は、東大、京大、国立医学部など。
指導した塾生の大学卒業後の進路は、医師、国家公務員総合職(キャリア官僚)、研究者など。学会(日本解剖学会、セラミックス協会など)でアカデミックな賞を受賞した人も複数おります。
40人クラスの33位での入塾から、東大模試全国14位になった塾生もいました。

大学受験塾チーム番町 市ヶ谷駅66m 東大卒の塾長による個別指導

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はじめに

 日本史の勉強法を初心者向けに徹底解説します。私大受験において日本史は重要な科目ですが、初めて学ぶ方にとっては難しく感じるかもしれません。しかし、基礎から丁寧に学ぶことで理解を深め、好成績を目指すことができます。以下では、日本史の勉強を始める初心者の方々に向けて、具体的な勉強法とポイントを解説していきます。

 

私大受験における日本史の重要性と基本的な勉強方針

 日本史は私大受験において重要な科目です。(ただし、英語、国語のほうがさらに重要です)日本の歴史や文化を学ぶことで、自国のルーツや文化的な背景を理解することができます。さらに、大学の入試においても日本史の科目が評価される理由があります。たとえば、日本の歴史に関する知識や見識は、社会人としての一般教養やリーダーシップにも影響を与えます。

 初心者にとって、日本史の勉強は難しく感じるかもしれません。しかし、基本的な勉強方針を持つことで、効果的に学習を進めることができます。まずはPREP法を活用しましょう。PREP法とは、Preview(予習)、Review(復習)、Exercise(問題演習)、Participation(参加)の4つのステップからなる学習手法です。

 具体的には、以下のようなアクションプランを立てることが重要です。

予習

 教科書や参考書の目次や概要を確認し、学習の流れや重要なポイントを把握しましょう。また、日本史の基本的な用語や年号、人物などのリストを作成し、予習を行う前に簡単な語呂合わせやキーワードを覚えることも有効です。

復習

 学習した内容を定期的に復習しましょう。復習は短期的なものだけでなく、長期的な視点でも行うことが重要です。自分の苦手な箇所や理解が曖昧な部分を重点的に復習し、確実に理解を深めることが目標です。

問題演習

 上で挙げた問題集や過去問を解くことで、学習した知識を実践的に活用することができます。問題演習はただ解くだけではなく、解答過程や解説をしっかりと確認し、間違えた部分や理解が不足している箇所を見つけることが重要です。また、定期的に演習を行い、自分の成績や理解度の向上を確認しましょう。

参加

 学習を深めるために、補習授業や学習会、オンラインコミュニティなどに積極的に参加しましょう。他の学習者と情報を共有したり、意見交換をすることで、自分の理解を深めることができます。

 また、目標設定と学習計画の立案も重要な要素です。自分がどの程度の目標点を達成したいのかを明確にし、それに合わせて学習計画を立てましょう。目標点に合わせた時間配分や進め方を考えることで、効率的に学習を進めることができます。

例え話

 日本史の勉強はまるで大河ドラマを見ているようなものです。最初は登場人物や時代背景が分からず、戸惑うこともあるかもしれません。しかし、一つ一つのエピソードを理解し、キャラクターがどのような役割を果たしたのか、事件や出来事がどのように繋がっていったのかを追っていくことで、大河ドラマの魅力や奥深さが分かってきます。

 また、日本史の勉強はまるでパズルを解いていくようなものです。最初はピースがバラバラで、どのピースがどの位置にはまるのかも分からないかもしれません。しかし、予習や復習、問題演習を通じてピースが徐々にはまっていき、全体の絵が浮かび上がってくるでしょう。正確なピースの配置やつながりを理解することで、日本史の全体像を把握することができます。

 日本史の勉強は一朝一夕で完璧になるものではありません。しかし、基本的な勉強方針を持つことで、初心者の方でも段階的に理解を深めることができます。ぜひ、日本史の勉強に取り組む際には、このアクションプランを参考にしてみてください。

 

日本史の勉強の準備

 日本史の勉強を始める前に、いくつかの準備が必要です。以下では、具体的な準備の方法とポイントについて詳しく解説します。

教材選び

 日本史の参考書を選ぶ際には、初心者向けに分かりやすく解説されたものを選ぶことが重要です。分かりやすい説明や図解、豊富な例題などがあると、理解がしやすくなります。また、自分に合ったスタイルやテキストの使いやすさも考慮しましょう。複数の参考書を比較検討し、自分に合ったものを選ぶことが大切です。上に挙げたものは、いずれも定番の評価の高い教材であり、有力です。

通史の流れの理解

 日本史を学習する上で重要なのは、時代の流れや出来事のつながりを理解することです。通史の流れを理解するためには、重要な出来事や人物のつながりを把握する必要があります。これには、図解や時系列の整理、ストーリーのイメージ化などの方法が有効です。例えば、時代ごとに重要な出来事や人物をまとめて整理し、つながりや流れを視覚的に捉えることができます。上に挙げたマンガも有効です。

用語暗記の効果的な方法

 日本史の学習には、多くの用語や年号の暗記が必要です。しかし、ただ単に暗記するだけではなく、意味や使い方を理解することが重要です。用語暗記の際には、キーワードごとに意味や背景を調べ、関連する事例やイメージを作ることで、理解を深めることができます。また、効率的な暗記法としては、フラッシュカードやマインドマップを活用する方法があります。自分に合った暗記方法を見つけ、効果的に学習に取り入れましょう。年号は、ゴロ合わせも有効です。

 これらの準備をしっかりと行うことで、日本史の勉強においてより効果的に学習を進めることができます。準備段階での基礎知識や教材の選択は、学習の基盤を築く重要な要素です。時間をかけて準備を行い、しっかりと基礎を固めることで、日本史の学習のスタートを成功させましょう。

 

日本史の学習方法とアウトプットの重要性

 日本史の学習方法には、インプット(情報の吸収)とアウトプット(情報の発信)の両方が重要です。以下では、アウトプットの重要性と具体的な方法について詳しく解説します。

アウトプットの重要性

 アウトプットは、学んだ知識を定着させるために非常に重要です。単に情報を受け取るだけでは、理解度や記憶力の定着に限界があります。アウトプットを行うことで、自分の言葉や表現で知識を整理し、深く理解することができます。また、アウトプットは自己評価や振り返りの機会でもあり、自分の理解度や課題を把握するための重要な手段となります。

アウトプットの方法

 アウトプットの方法は様々あります。例えば、一問一答形式の問題に答える、自分自身に説明する、他の人に教えるなどがあります。一問一答形式の問題に答える場合、自分の言葉で問題に対する解答を書くことで、知識の再確認と復習を行うことができます。自分自身に説明する場合は、口頭であれば他の人に説明する場合でも、自分の言葉で理解を整理することができます。

問題演習の重要性

 問題演習は、アウトプットの一つの形として非常に効果的です。問題集や過去問を解くことで、実際の問題に触れながら知識を活用し、応用力や解決力を養うことができます。解答過程を振り返ることで、自分の間違いや理解不足を確認し、復習のポイントを見つけることも重要です。間違えた問題や理解できなかった部分に対して、再度学習や質問を行い、理解を深める努力をしましょう。

 アウトプットを通じて学習を深めることは、日本史の勉強において非常に有効です。自分の言葉や表現で知識を整理し、問題演習によって実践力を身につけることで、より確かな理解と応用力を培うことができます。

 

日本史の効率的な復習方法と対策

 日本史の勉強においては、復習が非常に重要です。以下では、効率的な復習方法と対策について詳しく解説します。

復習のタイミングと頻度の設定

 復習のタイミングと頻度を適切に設定することは、効果的な学習のために重要です。復習は新たな知識が定着するまで行う必要があります。一般的には、学習内容を学んだ直後や数日後、1週間後、1か月後など、復習の間隔を徐々に広げながら繰り返す方法が効果的です。また、定期的な復習を行うことで、知識の定着を促すだけでなく、忘れてしまった内容の復習も行うことができます。

自分に合った復習のテクニック

 復習の際には、自分に合ったテクニックを活用することで、より効果的な復習ができます。例えば、ノートやマインドマップを使って重要なポイントをまとめることで、視覚的に整理された情報を再確認することができます。また、復習の際には声に出して説明する、他の人に教えるなどの方法も効果的です。自分自身が説明することで、理解度の確認や不足している部分の把握ができます。

過去問演習の重要性

 過去問演習は、日本史の勉強において非常に重要な要素です。過去問を解くことで、実際の受験形式や出題傾向を把握し、自分の実力を確認することができます。また、過去問を解くことで、自分が間違えやすいパターンや苦手とする範囲を把握することができます。これにより、復習のポイントを見極め、効率的な対策を立てることができます。
 また、大学ごと、学部ごとに、出題形式に違いがあります。正誤問題で合否を分けるレベルのものなどは、コツがあることが多いので、慣れることにより、正答率が上がることが期待できます。

 日本史の効率的な復習方法と対策を取り入れることで、学習効果を最大限に引き出すことができます。自分に合った復習の方法を見つけ、適切なタイミングで繰り返し学習することで、知識の定着と応用力の向上につながります。また、過去問演習を通じて実践力を養うことで、本番の試験にも自信を持って臨むことができます。

 

まとめ

 本記事では、日本史の勉強法について初心者向けに詳しく解説しました。日本史の勉強は初めて学ぶ方にとって難しく感じるかもしれませんが、基礎から丁寧に学ぶことで理解を深め、高い成績を目指すことができます。

 まず、日本史の重要性と基本的な勉強方針について説明しました。日本史の学習を通じて、日本の歴史や文化を理解することができるだけでなく、大学の入試においても重要な科目とされる理由を紹介しました。そして、初心者におすすめの勉強方針として、目標設定や学習計画の立て方についても解説しました。

 次に、日本史の勉強の準備について詳しく説明しました。教材選びでは、初心者に分かりやすく丁寧に解説された参考書が適していることを述べました。また、通史の流れを理解するための基礎知識の習得方法や、用語暗記の効果的な方法についても具体的なアドバイスを提供しました。

 さらに、日本史の学習方法とアウトプットの重要性について解説しました。インプットだけでなくアウトプットを行うことで、学習の定着や応用力の向上が期待できます。アウトプットの具体的な方法や問題演習の重要性についても詳しく説明しました。

 最後に、日本史の効率的な復習方法と対策について解説しました。復習のタイミングや頻度の設定、自分に合った復習のテクニック、過去問演習の重要性などを具体的に説明しました。これらの方法を取り入れることで、学習効果を最大限に引き出し、成績向上につなげることができます。

 日本史の勉強は初めて学ぶ方にとって挑戦かもしれませんが、この記事を参考にして計画的に取り組みましょう。基礎から学び、効率的な勉強を行うことで、日本史の理解を深め、目標の大学合格を目指しましょう。頑張ってください!