受験にコーチはいたほうがいい?:個別指導と受験生の自立のバランスが鍵!

 

受験にコーチはいたほうがいい?:個別指導と受験生の自立のバランスが鍵!

 

 世界陸上2001年エドモントン大会、2005年ヘルシンキ大会の400mハードルで銅メダルを獲得された為末大さんがYouTubeチャンネル「為末大学」を開設しています。2021年9月3日に「コーチはいたほうがいい?」という動画をアップしています。

 

個別指導塾のコーチの重要性

 まず、コーチがいることのメリットは「全体的なバランスを把握できる」ことだと述べています。
 たとえば、受験で例えると、なんとなく学校に通って良い成績を取り、なんとなく塾に通っていたら、志望大学レベルの成績になり、なんとなく受かってしまう。結果合格すれば、なぜ自分は合格レベルの成績に達していたのかをわからなくてもいいでしょう。しかし、多くの場合、そうではないわけです。自分はなぜ、志望大学レベルの成績に足りないのか。それがわからなければ、技術的にも、精神的にも、厳しいです。誰か、全体像を把握していなければ。

 コーチングの教科書には、有名な図があるそうです。選手が不調のとき、栄養士は、「これは栄養の問題だ」と言う。ストレングストレーナーは「筋力が足りていない」と言う。バイオメカニクス(動き)の先生は「技術的な課題」と言う。メンタルサポートの人は「最近、メンタルの調子が良くない」と言う。といった図だそうです。それぞれの職業からはそう見えるが、結局、それらを全体的にマネージする存在がいて、バランスを取らなければなりません。

 これは受験も同じで、たとえば、国立文系志望の場合、英語や社会は成績が足りているが、数学が全く足りていない、という人はとても多いでしょう。普通の個別指導塾の場合、英語と数学の先生は異なるでしょう。英語の先生は、英語の宿題を出し、社会の授業も受け続けなければならず、結局、時間や集中力は有限な資源なので、数学に回す十分な時間や集中力が足りず、国立大学に不合格になる。

 大学受験塾チーム番町は、塾長が全科目を指導する個別指導塾なので、全科目の全体的なバランスを考えた上で、そのバランスまで、個別指導をしております。ある東大に行った生徒が「先生が全部見ているから強いんだと思うんですよね」と言っていました。そのあたりを理解できるから、東大に合格できるのですね。

 次に、コーチがいることのメリットは、客観性だと述べています。
 たとえば、上記のように、明らかに数学の成績が足りていないのに、客観的、冷静に、的確な対策を取れないまま、受験に不合格になる人は、とても多いと思います。チーム番町は、塾長だけが指導する個別指導塾なので、客観的に冷静に、なんのしがらみもなく、ひたすら合格に向けて、最善の対策を尽くすことができます。

 次に、メリットは、コーチは経験を持っているので、間違えにくい、と述べています。
 特に、受験は期限がありますから、失敗から学ぶということが許されにくい状況です。個別指導をしていれば、このような生徒、家庭は、こうなる、というのが、おおむね見通せます。チーム番町では、そのあたりまで含めて、個別指導をしております。

 

受験生の自立の重要性

 コーチがいることのデメリットは、独りに弱くなることだと述べています。
 為末さんの勝手な見立てでは、独りで何回か遠征したことがない、それがフィットしない人間は、だいたい勝負弱い、と述べています。最後の最後、自分しかいない、という状況に慣れていない。
 高校受験の時、校門の前まで、親が付き添うケースが増えているようです。しかし、校門の中に入れば、受験生1人で戦わなければならないわけです。果たして、親が付き添うことは、本当にプラスなのでしょうか?親の自己満足なのではないでしょうか?高校受験までに、独りで強く戦えるよう、教育をすべきなのではないでしょうか?
 大学受験塾チーム番町は、個別指導塾ですが、生徒を依存させるようなことはせず、自立してもらうことを目的に指導しております。

 

この記事を書いた人

大学受験塾チーム番町代表。東大卒。
指導した塾生の進学先は、東大、京大、国立医学部など。
指導した塾生の大学卒業後の進路は、医師、国家公務員総合職(キャリア官僚)、研究者など。学会(日本解剖学会、セラミックス協会など)でアカデミックな賞を受賞した人も複数おります。
40人クラスの33位での入塾から、東大模試全国14位になった塾生もいました。

大学受験塾チーム番町 市ヶ谷駅100m 東大卒の塾長による個別指導

Twitter