医学部受験の英語長文の勉強法・参考書:SVOC+修飾の把握から多読で長文を読めます
英語の勉強の考え方
(1)単語、熟語
(2)文法
(3)長文に強くなる
(4)英作文
(5)リスニング
といった要素にわけて考えるのが基本です。
ただし、
・単語は長文中で覚える
・長文を読むには文法が必要
・文法の学習で英作文やリスニングを鍛える
など、相互に関連もしています。
英語脳を鍛えるトレーニング
速読、書く、聞く、話すも大丈夫!
何事も上達のためにはトレーニングが必要だと思います。
英語については、下記のようなトレーニングを自習で指示しています。
・オーバーラッピング
英文を見ながら音声と同時に音読
発音、抑揚などもマネする
リスニングにも効いてきます
・シャドウイング
英文を見ずに音声を追って音読
・ディクテーション
音声を聴いて書き取る
数語で止めて良い
・暗唱、暗写
日本語を見て、英語を言える、書けるようにする
・倍速再生
スマホアプリなどで、英文を通常より速く再生する
なぜ日本人は英語長文を読めない?
日本語と英語はSVOCと修飾の形があまりにも違いすぎるので、日本人は、部分的な文法を勉強するだけでは英語長文を読めるようにはなりません。文法と英語長文読解をつなぐトレーニングが必要になります。
英語英文はSVOC+修飾などを正確に理解した上で、左から右にスラスラ読めるまで何度も読み返し、多読すると英語長文に強くなれます。
理論的なものを理解した上で、トップ高校の意識レベルは「1日1長文」です。
左から右に英語長文を読むコツ
・SVOOとSVOCの代表的なVは覚える
・前置詞がまとめる句のカタマリを意識して、スラッシュで切り、読み下す
・節をまとめる語(接続詞、関係詞、疑問詞)を見たら、SVを含むカタマリがあると予想する。意識して、スラッシュで切り、読み下す
・andを見たら、何と何を並列に結んでいるのかを考える
SVOC+修飾(共通テストレベル)
読解のための英文法が面白いほどわかる本 必修編(KADOKAWA)
基本的な英文を読むための基本的な文法のマスターは大前提です。本書を読んでいて、わからない文法があったら、文法書に戻りましょう。
発展問題以外は、おおむね、10語以下の短文で、英文のSVOC+修飾を正確に把握するための基本的なところをマスターしよう、という本です。
序章 SVの発見
第1章 名詞句・節、形容詞句・節、副詞句・節
第2章 to do、ing、過去分詞などの識別
第3章 接続詞、強調構文、挿入など
第4章 第4・5文型、SVO+to do型など
の章立てで、33テーマ、414英文を扱っています。
英文には、SVOC+修飾の図解がついていて、ビジュアルで理解することができます。
単語も、中学レベルの簡単なものを使っています。少し難しい場合には、注がついています。
音声をダウンロードできます。全英文について、音声のスピードで、SVOC+修飾を正確に把握しつつ、英文を正確に理解できるまで、音読、復習しましょう。そうすれば、英語の「カタチ」について、かなり強くなれると思います。
復習のしかたは勉強法の基本の(2)単語、短答ではない問題型へ。
ーーーよく語られるがウーンな本ーーー
入門英文解釈の技術70(桐原書店)
やはり、SVOC+修飾などを正確に理解する本です。しかし、文体が古めで、単語や文が必要以上に難しいことが多く、また、解説もそれほど親切とはいえず、わかりやすいとはいえません。
まずは、『読解のための英文法が面白いほどわかる本 必修編』から始めるのがいいと思います。
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SVOC+修飾(医学部レベル)
読解のための英文法が面白いほどわかる本 難関大編
上記、『必修編』の続編です。
英文を読むための基本的な文法のマスターは大前提です。本書を読んでいて、わからない文法があったら、文法書に戻りましょう。
序章の「SVの発見」から始めて、11章、39テーマ、124英文で、英文のSVOC+修飾を正確に理解できるようにしよう、という本です。
英文には、SVOC+修飾の図解がついていて、ビジュアルで理解することができます。
英文は、すべて、過去問だそうです。
音声をダウンロードできます。全英文について、音声のスピードで、SVOC+修飾を正確に把握しつつ、英文を正確に理解できるまで、音読、復習しましょう。そうすれば、英語の「カタチ」について、最難関大レベルにかなり近づくことができると思います。
復習のしかたは勉強法の基本の(2)単語、短答ではない問題型へ。
ーーーよく語られるがウーンな本ーーー
基礎英文解釈の技術100(桐原書店)
英文解釈の技術100(桐原書店)
ほぼ、上記の、このシリーズの『入門』で書いたことが、より当てはまります。
SVOC+修飾などを正確に理解する本です。しかし、文体が古めで、単語や文が必要以上に難しいことが多く、また、解説もそれほど親切とはいえず、わかりやすいとはいえません。
現在は、『読解のための英文法が面白いほどわかる本 難関大編』が優れているのではないかと思います。
英文読解の透視図(研究社)
『英文読解の透視図』の対象、レベル、難易度
・難関大レベルの単語熟語を覚えていて、高校英文法をほぼ網羅的にマスターしていて、『ビジュアル英文解釈』(駿台文庫)Ⅰ、ⅡレベルのSVOC+修飾関係を正確に把握するための教材をマスターしていて、他科目にも余裕がある人。
『英文読解の透視図』の使い方
『英文読解の透視図』は、まず、「Challenge問題」として、その課で学ぶテーマを含む少し長めの英文があります。
次に、「Challenge問題」の解説ではなく「Challenge問題を解く前に」として、「Challenge問題」と同じテーマを含む短めの英文があります。
最後に「Challenge問題の解説」があります。
いずれの英文も、語句注が、受験標準レベルの単語、熟語にまでつけられていて、上記の「対象」を満たしている人は、辞書を引かなければいけないことはほとんどないでしょう。語句注は非常に多いですが、英文中の語彙が大学受験レベルを超えることはほとんどありません。
英文の解説も親切ですし、英文中に出てくる重要な文法、構文、表現は「STEP UP」として解説がされています。
ただ、『英文読解の透視図』で学ぶテーマが、冒頭から「O+S+V」「S+V+C+O」など、世間で「倒置」(『英文読解の透視図』ではこのあたりは「要素の移動」としている)と言われているもので、受験生にとってハードルが高いです。1冊全体にわたって、倒置が扱われている割合が多いです。
大学入試のことだけを考えると、そのテーマがどれだけ出題頻度が高く、点差が開くかと言うと、ちょっとコストパフォーマンスが低いような気がします。
また、上記の「対象」でも書きましたが、『英文読解の透視図』のテーマ以前の難関大レベルの英語の知識、トレーニングができていない人が『英文読解の透視図』を読むと、『英文読解の透視図』の難解なテーマに届く前に苦労すると思います。
等位接続詞and、or、butが何と何を結んでいるか、強調構文、仮定法、比較といったテーマはハイレベルな受験生が固めの英文をズムーズに読むためには、良いトレーニングになると思います。
上記のように、単語、熟語、文法、構文、SVOC+修飾関係の解説と、行き届いている本だとは思いますが、では、だれが読むべきかというと、該当者を見つけるのはかなり難しいような気がします。「対象」までで、東大、京大、医学部の英文読解で合格点に達するだろうからです。
むしろ、『英文読解の透視図』は、大学に合格した後で、英語を専門にする人がマスターするといい本なのではないでしょうか。
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多読(共通テスト初級レベル)
英語長文レベル別問題集2.3(東進ブックス)
普通の公立高校入試~私立高校入試レベルです。
国立医学部受験生は、共通テストの点数を安定させることが、とても大切です。
共通テストの英語長文は、英文自体はかなりやさしい一方、総語数が6,000語を超え、分量が非常に多いです。点数が足りない人の多くは、時間が足りていないはずです。ということは、対策は、易しい英語英文をスラスラ読めるまで、多読する、ということになります。共通テストの英語長文を難しく感じるなら、このレベルの英語長文から、多読するといいと思います。
また、共通テスト関係なく、大学入試英語長文の前段階として、このレベルの英語長文を多読し、基礎づくりをすることは、その後の成長を加速すると思います。
音声学習ができます。
SVOC+修飾の書き込み、単語の意味など解説が詳しいので、勉強がしやすいです。
復習のしかたは勉強法の基本の(2)単語、短答ではない問題型へ。
多読(共通テスト8割目指すレベル)
The Rules英語長文問題集1・2(旺文社)
共通テスト~入試標準レベルの英語長文を扱っています。
このシリーズは、英語長文問題の解き方の解説に重点を置いています。ただし、その前段階として、大切なのは、あくまでも、SVOC+修飾を正確に把握できることです。
本書でも、SVOC+修飾の図解をされているページがあります。そこにで、語句と、文法、構文の解説もされています。まずは、いちばん大切なのは、このページです。
音声をダウンロードできます。全英語長文について、音声のスピードで、SVOC+修飾を正確に把握しつつ、英語長文を正確に理解できるまで、音読、復習しましょう。
共通テストで8割いかない人は、変に難しい英語長文や、おかしな文法穴埋め問題集ではなく、このあたりの英語長文をひたすら読んだほうが、点数が増えると思います。
復習のしかたは勉強法の基本の(2)単語、短答ではない問題型へ。
入門英語長文問題精講(旺文社)
英語長文中のSVOC+修飾の図解と、単語の意味が親切なので勉強しやすいです。
共通テスト~易しい入試レベルの英語長文を読むための基本的な構文を意識的に網羅しているので、文法、構文の力もつきます。
音声をダウンロードできるので、音声学習ができます。全英語長文について、音声のスピードで、SVOC+修飾を正確に把握しつつ、英語長文を正確に理解できるまで、音読、復習しましょう。
復習のしかたは勉強法の基本の(2)単語、短答ではない問題型へ。
多読(医学部レベル)
The Rules英語長文問題集3・4(旺文社)
共通テスト型で8割ほど取れるようになったらこちらで。
入試標準レベル~最難関大の英語長文を扱っています。
このシリーズは、英語長文問題の解き方の解説に重点を置いています。ただし、その前段階として、大切なのは、あくまでも、SVOC+修飾を正確に把握できることです。
本書でも、SVOC+修飾の図解をされているページがあります。そこにで、語句と、文法、構文の解説もされています。まずは、いちばん大切なのは、このページです。
音声をダウンロードできます。全英語長文について、音声のスピードで、SVOC+修飾を正確に把握しつつ、英語長文を正確に理解できるまで、音読、復習しましょう。最難関大医学部での合格点に近づくでしょう。
復習のしかたは勉強法の基本の(2)単語、短答ではない問題型へ。
英語長文問題を解くコツ
・パラグラフの最初か最後の文がトピックセンテンスである事が多い。
じっくり読む部分とざっと読む部分と緩急をつける。
・疑問文は問題提起。テーマになる。
・大切そうな単語があったら大切。
in fact、important、problem、issueなど。
・「しかし」の後は主張で大切。
その前は反対説。
but、however、yet、instead、単独のthoughなど。
・「~だが」などの直後は反対説。
その後の主節が主張で大切。
though~、instead of~、in spite of~、despite~など。
・筆者が主張する文で「もちろん」「一般的に」などは直後は反対説。その後が主張で大切。
of course、generally、many people sayなど。
・筆者が主張する文でI thinkなどの後は主張で大切。
・具体例は主張の補強。流す。
for example、for instanceなど。
この記事を書いた人
大学受験塾チーム番町代表。東大卒。
指導した塾生の進学先は、東大、京大、国立医学部など。
指導した塾生の大学卒業後の進路は、医師、国家公務員総合職(キャリア官僚)、研究者など。学会(日本解剖学会、セラミックス協会など)でアカデミックな賞を受賞した人も複数おります。
40人クラスの33位での入塾から、東大模試全国14位になった塾生もいました。
大学受験塾チーム番町 市ヶ谷駅66m 東大卒の塾長による個別指導
英語長文を勉強する医学部受験生へのニーチェ風メッセージ
医学部を目指す受験生よ、英語長文を読むための勉強に取り組むことは、単なる受験対策にとどまらない、深い意味を持っています。
英語の長文を読みこなすためには、未知の単語や複雑な文構造に立ち向かう勇気と意志が必要です。これは、ニーチェが説く「力への意志」の表れと言えるでしょう。困難な英文に挑戦し、自らの語学力を高めようとする意欲は、自己を超越し、より高みを目指す原動力なのです。
また、英語の長文に取り組むことは、異なる文化や価値観に触れる機会でもあります。医学の世界は、世界中の研究者たちが協力し合って発展してきました。英語を通じて、多様な視点や考え方に触れることは、ニーチェが重視した「パースペクティヴィズム」の実践につながります。絶対的な真理はなく、物事は常に特定の視点から解釈される、という洞察を得ることができるのです。
さらに、英語学習に打ち込むことは、自分自身の価値観を問い直す契機にもなり得ます。ニーチェは、従来の道徳や価値観の崩壊を指摘し、新たな価値の創造を促しました。英語を学ぶ過程で、自分が当たり前だと思っていた考え方が揺さぶられることがあるかもしれません。そのような経験は、自らの価値観を再構築し、より自由で創造的な生き方へと導いてくれるでしょう。
医学部を目指す受験生には、英語の長文に取り組む意義を、単なる点数稼ぎではなく、自己を高め、新たな視野を開く営みとして捉えてほしいと思います。時には挫折や失敗もあるでしょう。しかし、そのような困難を乗り越える過程で、真の意味での成長が得られるのです。
ニーチェが説いた「超人」とは、既存の価値観を乗り越え、自らの価値を創造できる高度な人間像です。英語長文に立ち向かい、自らの可能性を切り拓く受験生の姿は、まさにこの「超人」への歩みと言えるのではないでしょうか。
英語長文学習という営みを通じて、自分自身と真摯に向き合い、より高みを目指す意志を持ち続けてください。その先に、医師としての道を歩む皆さんを待っているのは、新たな価値の創造と、人類への貢献なのです。
英語長文読解の重要性と基本的なアプローチ
英語の長文読解は、大学受験において重要なスキルです。しかし、初心者の方にとっては挑戦が難しく感じられるかもしれません。この記事では、英語長文読解の基本的なアプローチについて解説します。
まずは、英語長文読解の重要性についてご説明しましょう。大学入試では、文章の意味を正確に理解し、情報を把握する能力が求められます。英語長文読解を克服することで、問題解答の精度が向上し、高得点を獲得することが可能となります。
では、英語長文読解の基本的なアプローチを見ていきましょう。初心者の方でも理解しやすいように、具体的な補足説明や例え話を交えて解説します。
文章の構造を把握する
英語長文読解では、文章の構造を把握することが重要です。文章の構造を理解することで、情報の整理や重要なポイントの把握が容易になります。以下に、より詳細な内容をお伝えします。
全体像を把握する
まずは、長文全体の意味や内容をつかむために、全体をざっと読んでみましょう。このときには、速読のテクニックを活用します。主題やテーマ、論点などを把握するために、各パラグラフの冒頭と結論文を特に注目しましょう。
パラグラフごとの内容を理解する
次に、各パラグラフの内容を理解するために、重要なキーワードや情報を把握します。パラグラフごとには、主題文や詳細な説明文が含まれています。それぞれのパラグラフには一貫性があり、情報が組織的に提示されていることが多いです。
パラグラフの関連性を把握する
長文の中で複数のパラグラフが連続していますが、それらのパラグラフの関連性を把握することも重要です。特に、前後のパラグラフやアイデアのつながりに注目しましょう。文章の流れや論理的なつながりを理解することで、全体の意味や目的が明確になります。
文章の目的や態度を把握する
長文には、著者の意図や態度が含まれていることがあります。文章全体を通じて、著者が伝えたいメッセージや主張、意見を理解することが重要です。これによって、文章の背景や文脈を把握し、正しい解釈を行うことができます。
以上のようなアプローチを通じて、英語長文読解における文章の構造を把握することができます。パラグラフごとの内容を理解し、パラグラフ間の関連性を把握することで、全体の理解力が向上し、効果的な読解が可能となります。
まとめ
文章の構造を把握することは、英語長文読解において重要なスキルです。全体像をつかむための速読や、各パラグラフの内容を理解するための重要なキーワードの把握などを通じて、文章の構造を的確に把握しましょう。これによって、読解力を向上させることができます。
文章の主旨を把握する
文章の主旨を把握することは、読解の鍵となります。主旨を理解することで、文章の意図や情報の核心を把握し、正確な解答を導くことができます。以下に、より詳細な内容を説明します。
重要な情報を読み取る
文章中には、主題やキーワードとなる重要な情報が含まれています。これらの情報を見つけることで、文章の主旨を把握する手がかりを得ることができます。特に、冒頭や結論文、強調されている部分に注目しましょう。
文脈から推測する
文章中に難しい単語やフレーズが出てきた場合でも、文脈からその意味を推測することができます。周囲の文やキーワードを考慮し、文章の流れや著者の意図を理解しましょう。例えば、「猫が鳥を追いかけていた」という文脈からは、猫の捕食行動に関する情報や自然界の摂食関係を推測することができます。
パラフレーズや要約を行う
文章の主旨を把握するためには、パラフレーズや要約を行うことも有効です。自分自身の言葉で文章の要点を表現することで、主旨を明確に把握することができます。要約する際には、重要な情報や主張を取り上げることに集中しましょう。
選択肢と照らし合わせる
文章の主旨を把握した後は、選択肢と照らし合わせて正しい解答を選びましょう。主旨に関する情報が最も一致する選択肢が正解となります。注意点としては、誘導や誤解を避けるために、選択肢と文章全体を総合的に考慮することが重要です。
文章の主旨を把握するためには、重要な情報の読み取りや文脈からの推測、パラフレーズや要約、選択肢との照らし合わせなどのスキルが必要です。これらのアプローチを織り交ぜながら、主旨を正確に把握する読解力を養いましょう。
まとめ
文章の主旨を把握することは、英語長文読解において重要なスキルです。重要な情報の読み取りや文脈からの推測、パラフレーズや要約、選択肢との照らし合わせなどを活用して、主旨を正確に把握する能力を養いましょう。
アクティブリーディングを実践する
アクティブリーディングは、積極的な読み方を指します。単に文章を読むだけでなく、メモを取ったり、質問をしたりすることによって、理解度を高めることができます。さらに、疑問に思った部分や重要なポイントにマーカーを引くことも効果的です。以下に、アクティブリーディングの具体的な方法について詳しく説明します。
メモを取る
読んでいる間に重要なポイントや疑問に思った部分について、メモを取りましょう。キーワードや重要なフレーズ、著者の主張などを書き留めることで、後で復習や参照する際に役立ちます。また、自分自身の考えや感想を書き込むことで、より深い理解を促すことができます。
質問をする
読み進める過程で疑問に思った部分や理解しきれない箇所があれば、積極的に質問をしましょう。自分自身に対して質問を投げかけるだけでなく、他人とディスカッションすることも有効です。質問を通じて、理解度を高めることができます。
マーカーを活用する
重要なポイントや理解しなければいけない箇所には、マーカーやハイライトを使って目印をつけましょう。これによって、後で再度読む際や参照する際に、重要な部分を素早く見つけることができます。また、マーカーを活用することで、文章の構造や著者の意図をより明確に把握することができます。
読んだ後の振り返り
文章を読み終えた後は、振り返りを行いましょう。メモやマーカーを見直し、自分が理解した内容を確認します。また、疑問や理解しきれなかった部分について再度考えてみることも大切です。この振り返りの過程で、より深い理解や洞察を得ることができます。
アクティブリーディングを習慣化することで、読解力を向上させることができます。メモを取りながら読むことで、情報を整理し理解を深めることができます。質問をすることで、疑問点を解消し、新たな知識を得ることができます。また、マーカーを活用することで、重要なポイントを見つけやすくし、文章の構造や意図を把握しやすくなります。アクティブリーディングを取り入れて、読解力を高めましょう。
英語長文読解の具体的な勉強法と参考書の活用
単語と基本文法の復習
英語長文読解を行う上で、単語や基本文法の復習は非常に重要です。以下に、より詳細な内容を説明します。
・単語の復習
単語は文章理解の基礎となるため、定期的な復習が必要です。単語帳や単語学習アプリを活用して、基本的な語彙を定着させましょう。また、単語を単独で覚えるだけでなく、文脈や使われ方を理解することも重要です。例文やフレーズを活用して、単語の意味や使い方を実践的に学びましょう。
・基本文法の復習
文法の理解は、英語長文読解において重要な要素です。基本的な文法ルールやパターンを復習し、確実に理解しましょう。文法書を活用して、自分の苦手な箇所や不明点を補完しましょう。主要な文法項目については、例文を使って実際に文法の使い方を確認することも効果的です。
・積極的な活用
単語や文法を復習したら、それを実際の文章や英文読解問題に積極的に活用しましょう。単語や文法のルールを理解しただけでは十分ではありません。実際の文章や問題で活用することで、理解を深め、応用力を養うことができます。定期的なリーディングや問題演習を通じて、単語と文法の使い方を確実にマスターしましょう。
単語と基本文法の復習は、英語長文読解の基礎を固める重要なステップです。単語帳や単語学習アプリを使って単語を定着させ、文法書やオンラインの学習資料を活用して基本文法を理解しましょう。そして、実際の文章や問題に積極的に取り組んで、単語と文法の活用力を高めていきましょう。
長文問題の解答と慣れ
長文問題を解くことによって、長文に慣れることが重要です。以下に、より詳細な内容を説明します。
文章全体の理解を重視する
長文問題を解答する際には、文章全体の理解を重視しましょう。一部の情報にだけ注目せず、文章の主題や詳細な内容を把握することが重要です。最初に全体をざっと読んで、主要なアイデアや情報を把握しましょう。その後、各パラグラフやセクションの詳細な内容に目を向けながら解答していきます。
前に戻らずに読み進める
時間内に解答しきれない場合でも、前に戻らずに読み進めることがポイントです。解答に時間をかけすぎてしまうと、後半の情報を見落としてしまう可能性があります。最初からやり直すのではなく、前に進んでいくことで文章全体の流れや内容を把握しやすくなります。時間配分に気をつけながら、読解スピードを向上させましょう。
スラッシュリーディングの活用
スラッシュリーディングは、文を斜線で区切りながら素早く読み進むテクニックです。長文を効率的に読むための手法の一つです。文中のキーワードや重要な情報に集中することで、効率よく文章を理解することができます。練習を重ねることで、スラッシュリーディングのスキルを向上させましょう。
ディスコースマーカーの活用
ディスコースマーカーは、文章の構造や関係を示す言葉やフレーズのことです。例えば、「しかし」「また」「一方で」などがあります。これらのディスコースマーカーを意識して読み進めることで、文章の流れや論理的な関係性を把握しやすくなります。ディスコースマーカーを活用して文章を解析し、理解を深めましょう。
長文問題に慣れるためには、解答する際に文章全体の理解を重視しましょう。前に戻らずに読み進めることで、時間配分を適切に行いながら文章の流れを把握できます。また、スラッシュリーディングやディスコースマーカーの活用によって、効率的な読解を実現しましょう。これらのテクニックを練習し、長文問題に慣れることで、読解力を向上させることができます。
まとめ
初心者の方でも理解しやすいように、英語長文読解の勉強法と参考書の活用法を紹介しました。基本的なアプローチを押さえながら、単語と基本文法の復習や長文問題の解答、参考書の活用を積極的に行いましょう。次のパートでは、英語長文読解のスピードアップや学習環境の整え方について解説します。
英語長文読解のスピードアップと学習環境の整え方
英語長文をスピーディに読むためには、段落を意識した読み方が効果的です。以下に、より詳細な内容を説明します。
段落ごとの理解
英語の長文は、通常、段落に分かれています。各段落は、特定のテーマや情報がまとめられており、段落ごとに主題や詳細が提示されます。スピーディな読解を実現するためには、各段落の内容を理解することが重要です。まず、段落全体の意図や主題をつかみましょう。その後、各段落内の重要な情報やキーワードに注目しながら読み進めます。
パラグラフの最初と最後の文に注目
パラグラフの最初と最後の文には、しばしば重要な情報が含まれています。最初の文は、そのパラグラフの主要なアイデアやテーマを示すことがあります。また、最後の文は、まとめや結論、次の段落へのつながりを表すことがあります。これらの文に特に注目して読むことで、段落の内容を効率的に把握できます。
段落の関連性を把握
各段落は、一連の情報を提供するために関連しています。段落同士の関連性を理解することで、文章全体の流れや意図を把握しやすくなります。特に、前の段落とのつながりや、次の段落へのつながりに注目しましょう。段落間の関連性を把握することで、スムーズな読解が可能となります。
段落を意識した読み方をすることで、英語長文のスピーディな読解を実現しましょう。各段落のテーマや詳細を理解しながら読み進め、パラグラフの最初と最後の文に注目しましょう。また、段落同士の関連性を把握することで、文章の全体像をより明確に把握できます。これらのアプローチを習慣化し、段落を意識した読み方を習得しましょう。
効率的な読解を実現する方法
効率的な読解を実現するためには、以下のポイントに注意しましょう。より詳細な内容を説明します。
文章をざっとスキャンして、主題やキーワードを把握する
最初に、文章全体をざっとスキャンして、主題やキーワードを把握しましょう。これにより、文章の概要や内容の大まかなイメージをつかむことができます。重要な情報やキーワードに目を留めながら、スピーディに文章を読み進めることができます。
問題文を先に読んで、要点や要求される答えを把握する
問題文を先に読むことで、読解の焦点や要求される答えを把握することができます。問題文をしっかりと理解し、何を求められているのかを把握しましょう。これにより、読解の方向性を明確にし、必要な情報を効率的に探すことができます。
問題文と文章を比較して、問題に沿った情報を探す
問題文と文章を比較して、問題に沿った情報を探しましょう。問題文で要求されている情報や答えを文章中から見つけるために、重要なキーワードやフレーズに注目します。問題文の要求に合致する部分を見つけ出し、正確な答えを導き出すことができます。
これらの方法を実践することで、効率的に読解を行うことができます。文章全体をざっとスキャンして主題やキーワードを把握し、問題文を先読みして要点や要求される答えを把握しましょう。そして、問題文と文章を比較しながら問題に沿った情報を探し出すことで、効率的な読解を実現します。これらのアプローチを繰り返し練習し、スピードと正確性を向上させましょう。
志望校別の対策をする
受験英語では、志望校によって出題傾向や難易度が異なることがあります。志望校別の対策を行うことで、より効果的に準備することができます。以下に、詳細な内容を説明します。
過去問や模擬試験の解析
自分が受験する大学の過去問や模擬試験を入手し、解析しましょう。これにより、その大学の出題傾向や難易度を把握することができます。過去問や模擬試験の解答解説を読み、問題の種類や頻出トピックを確認しましょう。志望校がどのような英語長文の読解スキルを求めているかを理解することが重要です。
志望校の傾向に合わせた学習内容の選択
志望校の英語長文の出題傾向に合わせて、学習内容を重点的に選びましょう。例えば、一部の大学では科学や社会科学に関連したテーマが頻出する場合もあります。そのような場合には、それに関連する記事や文献を読み、それに対する理解を深めることが有効です。また、英文学に関連した大学では、文学作品や詩の解析を積極的に行いましょう。志望校の傾向に合わせた学習を行うことで、出題される英語長文に対する理解力を養うことができます。
志望校別の問題集の活用
志望校別の問題集を活用して、対策を進めましょう。大学ごとに出版されている問題集や参考書は、その大学の傾向に沿った問題や解説が提供されています。これらの問題集を使用することで、志望校の出題形式や難易度に慣れることができます。問題を解くだけでなく、解説を読んで問題のポイントや解法を理解しましょう。
志望校別の対策を行うことで、受験英語の準備をより効果的に進めることができます。過去問や模擬試験の解析を通じて出題傾向を把握し、志望校の求めるスキルに合わせた学習を行いましょう。また、志望校別の問題集を活用することで、出題形式や解法に慣れることができます。これらのアプローチを組み合わせながら、志望校に適した対策を進めましょう。
英語長文読解の勉強法Q&Aと克服方法
前のパートでは、英語長文読解のスピードアップと学習環境の整え方について解説しました。次は、よくある疑問や課題に対するQ&A形式での解答と、英語長文読解の克服方法について紹介します。
Q1: 英語長文問題で単語が分からない時の対処法はありますか?
A1: 単語が分からない場合、文脈から推測することが重要です。周囲の文やキーワードから意味を予想してみましょう。また、解答選択肢から推測する方法も有効です。ただし、時間に制限があるため、時間をかけすぎずに進めることも大切です。
Q2: わからなかった単語の復習の仕方はありますか?
A2: わからなかった単語を復習するには、以下の方法があります。
単語帳やスマートフォンのアプリを使って定期的に復習する。
単語をカードに書いて反復学習する。
単語を使った例文を作成して繰り返し復習する。
Q3: 長文読解が苦手なのですが、どのように克服すれば良いですか?
A3: 長文読解を克服するためには、以下の方法を試してみてください。
継続的なトレーニングを行うことで慣れる。
音読や朗読をすることでリーディングスキルを向上させる。
解答のロジックや文章の構造を理解するために解説を読む。
解答選択肢を予測してから文章を読む。
これらの方法を組み合わせながら、徐々に長文読解のスキルを向上させることができます。
まとめ
英語長文読解の勉強法に関するよくある疑問や課題に対するQ&A形式での解答と、克服方法について紹介しました。単語の分からない場合の対処法や復習方法、長文読解の苦手を克服するための具体的なアプローチを意識しましょう。
以上が大学受験における英語長文読解の勉強法に関する専門性の高いブログ記事構成となります。初心者の方でも理解しやすいように、専門用語や難しい話に補足説明や例え話を加えることで、より理解を深めることができるでしょう。