紙の大学入試の英文をPC、スマホに読み上げてもらう方法:OCR、chromeとiOSの読み上げ機能
PCのGoogleドライブを使い、紙の大学入試の英文をPC、スマホ上にテキスト化する
紙の大学入試の英文をスマホなどでjpgの写真を撮ります。
または、家庭、コンビニのスキャナーでPDF化します。
jpgのほうが加工しやすいでしょう。
PDFで加工が多く必要な場合、Windows付属のSnipping Toolでスクリーンショットを切り取り、jpg化したほうが扱いやすいかもしれません。
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テキスト化したくない余計なものは消したほうが、テキスト化の精度がいいです。
英文の下線くらいは消さなくても大丈夫のようです。
jpgを修正するのはWindowsのペイントなど。
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PDFまたはjpgファイルをGoogleドライブにアップロードします。
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PDFまたはjpgファイルのサムネイルを右クリック、「アプリで開く」→「Googleドキュメント」を選択します。
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フォントや文字の大きさ、色はバラバラもこともありますが、テキスト化されています。
文章以外のものを取り除き、コピーして、Gmailなどに「プレーンテキストとして貼り付け」ると、ほぼ整然とした文章になります。
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微妙に間違えている部分を修正しましょう。
下に赤波線がついていることもあります。
OCRとは
Optical character recognitionの略で、日本語では光学文字認識です。上記のように、紙やPDFファイル、jpgファイルの文書をスマホ、PC上のテキストにすることができます。
PCのGoogle Chromeブラウザに大学入試の英文を読み上げてもらう。辞書機能も使える。
上記のサイトに行って、「Chromeに追加する」ボタンを押します。
Read Aloudは読み上げの拡張機能です。
英語の抑揚はかなり自然だと思います。ブラウザ全体を読み上げることもできます。
テキストを選択し、右クリックすると、読み上げを選択できるので、その部分だけ読み上げることもできます。音量、スピードなども調節できます。アメリカ英語とイギリス英語も選択できます。
Weblioポップアップ英和辞典は辞書の拡張機能です。ブラウザ上の単語にカーソルを合わせると、日本語の意味がポップアップされ、使い勝手がいいです。
英語学習に一番使い勝手がいいのは、PCのChromeブラウザだと思います。
iOSのスマホ、タブレットに大学入試の英文を読み上げてもらう
Web、Gmail、メモなどの場合。
「設定」→「アクセシビリティ」→「読み上げコンテンツ」→「選択項目の読み上げ」をON
で読み上げのON、OFFをすることができます。読み上げたいテキストを選択すると「読み上げ」という項目が出てきます。
「アクセシビリティ」→「声」で音声の種類を選ぶことができます。
「英語」の場合、デフォルトの「声」の「Samantha」は、単語1つ1つの発音は問題ないと思いますが、全体の抑揚がやや不自然です。そこで「Siri」という」「声」をダウンロードするとまずまず自然になります。「英語」の「声」は、アイルランド、アメリカ、オーストラリア、英国、南アフリカから選ぶことができます。読み上げのスピードも変えることができます。
「設定」→「一般」→「辞書」で英和辞典を使えるようになります。ただ、他ページが出てくるので、ややもっさりです。
日本語も読み上げてもらうことができます。
その後、もう一度、英語を読み上げるには、一度、「設定」で英語の「声」を再生しなければ、英語読みに戻らないのかもしれませんが、塾長は現在、よくわかっていません。
Androidのスマホ、タブレット
Google翻訳アプリに英文をコピペして、付属の読み上げ機能を使うのが手っ取り早いです。読み上げの速さも、まあ、このスピードで読めれば、大学入試は時間内に解き終わります。
ただし、オフラインでは読み上げを使えません。Wi-fiなしだと「ギガ」を消費するということですね。
読み上げてもらうWeb上の英語の素材
生物、化学、物理、地学、環境、天文学、動物について、子供向けに書かれている英語のサイトです。
一応、日本の高校で習う単元を扱っています。物理は、日本の高校では相対論は出てきませんが、このサイトでは解説されています。英語は、理科の用語を除けば、進学校の高校で採用される検定教科書レベルでしょうか。
ちなみにducksters.comというサイトの一部で、他に、歴史、地理、伝記なども載っています。
The Economist
イギリスの週刊新聞で、ロンドンに所在するエコノミスト・グループから発行されている。新聞ではあるが、見た目は雑誌のようである。1843年にスコットランドの経済学者であるジェイムズ・ウィルソン によって創刊された。発行部数は約160万部(2009年)。その約半分を北米が占める。主に国際政治と経済を中心に扱い、科学技術、書評、芸術も毎号取り上げる。
登録で1ヶ月5本無料。
Time
アメリカ合衆国のニュース雑誌。1923年3月3日にニューヨークで創刊された。世界初のニュース雑誌として知られている。政治・経済・最先端科学・エンターテイメントなどあらゆる情報を網羅している。
The New York Times
アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市に本社を置くニューヨーク・タイムズ・カンパニーが発行している高級日刊新聞紙。アメリカ合衆国内での発行部数はUSAトゥデイ(162万部)、ウォール・ストリート・ジャーナル(101万部)に次いで第3位(48万部)。
Newsweek
無制限?
Harvard Business Review
1ヶ月3本無料。
特に早慶あたりで出題されることが多い出典元です。
単語、文法、SVOC+修飾関係の理論、をしっかり勉強した上で、上記の音声と辞書機能を使いながら多読の素材にすると、大学入試英語の実戦力を養成できるでしょう。
ノーベル賞物理学者ファインマン先生のカリフォルニア工科大学での講義を元にした世界的教科書『ファインマン物理学』の英語版がWebで無料公開されています。
カリフォルニア工科大学は世界大学ランキングでも東大よりかなり上ですが、この本は、英語も内容もかなりわかりやすく、数式もそれほど使われておらず、大学の名前の割には、読みやすい部分が多いと思います。特に、第1巻の最初のほうは、物理学に深入りしていないので、とっつきやすいと思います。
この記事を書いた人
大学受験塾チーム番町代表。東大卒。
指導した塾生の進学先は、東大、京大、国立医学部など。
指導した塾生の大学卒業後の進路は、医師、国家公務員総合職(キャリア官僚)、研究者など。学会(日本解剖学会、セラミックス協会など)でアカデミックな賞を受賞した人も複数おります。
40人クラスの33位での入塾から、東大模試全国14位になった塾生もいました。