【2023】千葉大学医学部 英語 難易度と傾向と対策:基本の読解、文法、熟語で満点近く

 

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東大・医学部受験の英語の勉強法

千葉大医学部数学

 

【2023】千葉大学医学部 英語 難易度と傾向と対策:基本の読解、文法、熟語で満点近く

 

千葉大医学部の英語で悩んでいる人へ

 千葉大医学部英語の難易度、また、どのような参考書をマスターすれば合格点を取れるかがわからずに、悩んでいませんか?
 実は、千葉大医学部英語は、基本的な文法、熟語をマスターし、前後の文脈から判断する姿勢を大切にすれば、満点近く取れます。
 この記事を読むと、千葉大医学部英語の難易度、どのように勉強すれば合格点を取れるか、どこまで解ければいいのか、を知ることができます。

 

千葉大医学部英語の傾向と対策と勉強法

 試験時間は80分。配点は、二次で面接を除けば300点/900点です。学習指導要領上は、コミュニケーション英語Ⅰ、Ⅱ、Ⅲから出題されることになっていますが、あまり関係ないかと思います。
 英語は、他学部と全くの共通問題を解きます。難しいと思える問題は無いので、以下の勉強で、かなりの高得点を狙えます。

 

・英文和訳問題

 SVOC+修飾を正確に把握する学習をしましょう。

 英語長文に強くなる勉強法・参考書
 の中で「理論」となっているものを使い、SVOC+修飾を正確に理解し、音声も併用し、意味をわ      かりながらスラスラ音読するといいでしょう。具体的には、最終的な入試実戦レベルでは、『読解のための英文法が面白いほどわかる本 難関大編』(KADOKAWA)、『英文熟考 上下』(旺文社)あたりを使うといいでしょう。
 近年、千葉大医学部の英文は、新聞、雑誌、ニュース系の文体のことが多いです。そのような原文を読むのもいいのかもしれませんが、今どきの長文参考書や他大の過去問の英文をたくさん読むと、おおむね、似たような文体の英文が出ているので、入試本番向けの実戦的な英語長文対策になるでしょう。

 

・内容把握問題

 長文の参考書で勉強しましょう。文脈判断などから、内容把握問題を解くコツが解説されているものもあります。具体的には、最終的な入試実戦レベルでは、『The rules 英語長文問題集3、4』(旺文社)あたりを使うといいでしょう。もちろん、過去問を解くことにより、正解にたどり着く頭の働かせ方を養成できます。
 また、もともと英語には、「パラグラフの最初か最後がトピックセンテンス」という格言があります。内容把握問題で役に立つことがあります。

 英語長文に強くなる勉強法・参考書

 

・語彙問題

 あらかじめ、単語帳、熟語帳で覚えておけ、というよりは、かなり難しい語彙を前後の文脈から推測させることを求めていることが多いと思います。結局は読解力が大切です。

 英語長文に強くなる勉強法・参考書

 

・数語の英語による空所補充

 近年、長文が大問2つとこの形式が大問1つ、という出題傾向となっています。ただ、難易度としては優しく、基本的な熟語と文法をしっかり勉強していれば、満点近くを狙えます。具体的には、熟語は、『ランク順 入試英熟語1100』(学研)、文法は『スクランブル英文法・語法 Basic』(旺文社)といった基本的なもので足りています。
 近年、学校採用が増えている『英文法・語法 Vintage』(いいずな書店)は、解説が詳しく、いい本ですが、千葉大英語には、完全にオーバーワークです。Vintage で苦労しているくらいなら、スクランブルBasicに切り替えることをおすすめします。解説書は英文法の白チャート(数研出版)あたりで大丈夫です。

医学部受験の英単語、熟語の勉強法・参考書

医学部受験の英文法の勉強法・参考書

 

・和文英訳問題

 千葉大医学部英語では2017年までは、和文英訳問題が出題されることがありました。近年は、短めの英語での空所補充の形式になっていますが、高校の課程としては、近年、むしろ、英作文を強化しており、いつ、英作文が復活するかわかりません。一応、英作文の参考書で勉強し、対策を怠らないようにしましょう。

 英作文の勉強法・参考書

 

・自由英作文

 英作文が復活した場合、自由英作文の可能性もあります。大学受験用の自由英作文の参考書も色々とあります。また、英検準1級あたりのライティングの教材を使うのもいいでしょう。

 英作文の勉強法・参考書

 

 

2023年千葉大学医学部英語:難易度、どうすれば正解できたか

 

大問1

問1
和文英訳問題です。
This way は副詞的に「この方法で」とします。thatは主格の関係代名詞。asは「時」。nod offは注がついていて「うとうとする」。,whichは関係代名詞の非制限用法なので、訳し下しましょう。
難しくないので、満点近く取りたいです。

問2
下線部(2)を行った理由を答える問題です。
前後が読めていないと答えられないので、まあ、少しだけ歯ごたえがあると言えます。読めていれば、問題を解く手がかりに気づくかの実験なので、すでに気づいている人は排除することがわかります。

問3
Jonathan Schoolerが(3)のように考えた根拠を答える問題です。直後に”residing in the ‘sweet zone’ might have also simply refreshed the study participants, making it easier for them to solve the problem later.”とあり、ほぼこれを和訳すればいいので、易しいと思います。

問4
この記事に出てくる、ball、glass、keyの共通点を答える問題です。本記事の核心なので、全体を読めていないときついかもしれませんが、一方で、それぞれの直後に「as he fell asleep, the orbs would fall to the floor and wake him.」「If it fell, they were then asked to report what they had been thinking prior to letting go.」「, which clanged to wake him as he dropped it, supposedly inspiring his artistic imagery.」とあるので、部分的に、このあたりをまとめても、満点近く取れると思います。

問5
本文では直接述べられていないが、37という数字が何を意味するか、という問題です。本文中に「Of the 63 subjects who dropped the glass as they drowsed, 26 did so after they had already passed through N1 sleep.」とあります。63-26=37です。つまり、全63人からすでにN1を過ぎた26人を引いた人数、つまり、N1段階にあった人数ということになります。難しくはないと思います。

問6
下線(a)~(e)と同じ意味の語を選ぶ問題です。

(a)
前段落で、エジソンは睡眠に否定的だったと述べられ、しかし、本段落文頭がYetなので、逆方向のことが述べられていると考えます。後ろのspurは注がついていますし、「創造性を刺激するのに睡眠に頼った」と文脈判断するのは簡単だと思います。Bです。他大でも、このような問題は多く出ますが、「単語を覚えておけ」ということではなく、文脈判断が重要なことが多いです。

(b)
直後に that occurs just as we begin to drift into sleep と関係代名詞節があり、これが説明になっているので難しくないでしょう。これも文脈判断です。semi-という接頭辞もヒントになるでしょう。Bが正解です。

(c)
if we can harness that liminal haze (中略)we might recall our bright ideas more easily. という文脈から、Dのutilizeという意味ではないかと判断でき、難しくないと思います。これも文脈判断でいけますが、医学部受験生なら覚えていた人もいたかもしれません。

(d)
It’s less clear that Edison’s technique of dropping objects to ward off deeper sleep works. という文が少しだけ難しいのは、that節は第一文型で、熟語動詞が works ということです。これと、ここまでの文脈がわかっていれば、文脈判断からCの prevent だと判断するのは難しくないと思います。

(e)
at will という感じから「自分の意志でといった意味かなあ」と推測することもできるでしょう。実際、文脈からも、We could even teach people how to reach this creative state at will から、Cの whenever you want と判断するのは難しくないでしょう。

 

大問2

問1
本文に合うように、本文から抜き出して、空所を補充する問題です。

(1)
設問に central とあり、第1段落に「b. The centrality of observation and mathematics.」とあるので observation and mathematics が正解です。簡単だと思います。

(2)
第2段落最初に、The Scientific Revolution has not been a revolution of knowledge. It has been above all a revolution of ignorance. とあるので、revolution of ignorance が正解です。簡単だと思います。

(3)
第3段落に The great gods, or the one almighty God, or the wise people of the past possessed all-encompassing wisdom, which they revealed to us in scriptures and oral traditions.  とあります。scriptures は「聖典」と注がついており、設問の religious writing と一致します。 oral traditions が正解です。簡単だと思います。

(4)
第10段落に Such theories are accepted as true – yet everyone agrees that were new evidence to emerge that contradicts the theory, it would have to be revised or discarded. とあります。設問の new や be revised という表現も見られますね。 evidence が正解です。簡単だと思います。

 

問2

(1)
下線部の deficient にもっとも近い意味の表現を選ぶ問題です。That did not mean, however, that Christianity was deficient. Rather, it meant that understanding how spiders weave their webs was unimportant. とあります。やはり Rather を手がかりとした文脈判断が大切です。Bの inadequate and incomplete が正解です。難しくないと思います。

(2)
第8段落の内容一致問題です。「admits collective ignorance」「they still don’t have any good explanation」「they don’t know」といった表現がくり返しでてきます。Cが正解です。難しくないと思います。

(3)
第9段落が経済学についてどう述べているかについての問題です。第8段落から続く文脈の段落ですし、段落の最後に the final word on economics is yet to be said. とあります。Dが正解です。難しくないと思います。

(4)
下線部の consistently ににもっとも近い意味の表現を選ぶ問題です。ふつうに「一貫性して」といった意味で覚えている人も多いかと思います。文脈からもそれで良さそうなので、Bが正解です。

 

問3

問題文の内容把握正誤問題です。

(1)
第1段落のcに It uses these theories in order to acquire new powers, and in particular to develop new technologies. とあります。本設問文は use the observation となっているので答はFです。難しくないと思います。

(2)
第6段落に Christianity did not forbid people to study spiders. とあります。これは、文脈からクモだけでなく、他の研究も禁じていなかったということでしょう。答はTです。難しくないと思います。

(3)
第10段落後半に Such theories are accepted as true – yet everyone agrees that were new evidence to emerge that contradicts the theory, it would have to be revised or discarded. Good examples of these are the plate tectonics theory and the theory of evolution. とあるので、答はFです。難しくないと思います。

(4)
設問文は「人々は、今、すべてを知っているわけではないと受け入れたので、科学技術に頼りすぎている」という意味です。特にそのようなことは読み取れず、答はNGです。特に難しくないと思いますが、読み取れないということを正確に把握するのは、やや難しいのかもしれません。

 

大問3

問1
並べ替え問題です。

(1)
I thought(I did, but maybe I got it)wrong. 「適切に答えたと思ったが、もしかすると間違っていたかもしれない」となります。I が2つあるあたりや、get it wrong といった表現が難しめだったかもしれません。

(2)
it’s(not what you know, but who you know). 「あなたが何を知っているかではなく、誰を知っているかだ」となります。難しくないと思います。

(3)
I just(had a few problems finding the right)building.「正しいビルを見つけるのに少し問題があった」となります。難しくないと思います。

(4)
I’d (have finished it if I hadn’t spent so long) chatting online with my friends.「もし、友達とのオンラインチャットにそんなに長い時間を費やさなければ、それを終えていただろうに」となります。chatting  と spent をみて、spend 時間 ~ing の表現ではないかと考えます。残った単語から仮定法の文を作るのは、難しくないでしょう。

(5)
It’s (hard to believe that this is only your second) time playing it.「これがたった2度目のプレーとは信じがたい」となります。only your second time の語順が意外と難しいのかもしれません。

 

問2
与えられた語を使い、上下の文を同様の意味にする穴埋め問題です。

(1)
along を使い、「サムと私はとても良い友達だ」とするので、 get along with とします。基本熟語で簡単だと思います。

(2)
out を使い、「消防士がそれを消化できたまで」とするので、put it out あたりが正解です。色々な表現が考えられると思います。簡単だと思います。

(3)
must を使い、「Aliは意思伝達が難しいとわかると思う」とするので、must have found とします。must have 過去分詞は「~だったに違いない」という過去の推量で、簡単だと思います。

(4)
fun を使い、「見た目で人を笑うのは残酷だ」とするので、making fun of とします。基本熟語なので簡単だと思います。

(5)
まあ、what を使って、whatever the time を言いかえる問題なので、有名な、譲歩の副詞節のwhatever は no matter what に言い換えられることを思い出し、no matter what time とします。簡単だと思います。

(6)
accident を使い、「うっかり車を傷つけてしまった」とするので、have scratched it by accident とします。may have 過去分詞は、(3)と同じで過去の推量です。by accident は「うっかり、偶然に」といった基本熟語なので簡単だと思います。

(7)
despite を使い、「天気は悪かったが」とするので、Despite the weather being とします。despite は前置詞なので、まあ文頭でしょう。being は 前置詞 Despite の目的語になる用法の動名詞です。the weather は動名詞の意味上の主語です。動名詞の意味上の主語が、普段見る頻度がやや低いので、少し難しかったかもしれませんが、文法をしっかり理解していればできたと思います。

(8)
for を使い、「もし、あなたの時間確認がなかったら」とするので、仮定法の有名な文法を使い、it had not been for とします。簡単だと思います。

(9)
time を使い、「急がないとバスに遅れる」とするので、be in time とします。in time「間に合って」は基本熟語なので簡単だと思います。

(10)
sooner を使い、「家に帰ってすぐに寝た」とするので、No sooner had I とします。有名な文法なので、簡単だと思います。

 

問3
与えられた語を使い、指定語数で会話中の空所を補充する問題です。

(1)
well を使い、「思ったほどテストができなかった」という内容なので、as well as とします。not as ~ as … は「…ほど~ない」というのは基本で、簡単だと思います。

(2)
anywhere を使い、「東京スカイツリーが人気があって、どこよりも観光客を集めている」という内容なので、than anywhere else とします。文法で比較級をしっかり勉強していれば、簡単だと思います。

(3)
mind を使い、「両方欲しいから、どちらかに決められない」という内容なので、make up my mind  とします。基本熟語なので簡単だと思います。

(4)
check を使い、「先生が、提出する前に、もっと注意深く確認するように言った」という内容なので、me to check it とします。tell O to do は公立中学レベルの文法なので、簡単だと思います。

(5)
small を使い、「自分の車は大きいので、小さい車用の駐車場に駐車するのは難しい」という内容なので、Parking in a small とします。後ろに spaces と複数形があるので、可算名詞で冠詞が必要だということがわかります。特に、文法も熟語も必要ではないので、冠詞 a さえ入れられれば簡単だったかと思います。

 

2023年千葉大学医学部英語 傾向と対策と勉強法

 2023年は、大問2題が長文で、大問1題が英語による空所補充という、近年続く傾向通りの出題でした。
 長文問題は、上記のように、SVOC+修飾を正確に把握→多読をして、早く正確に読めるようにしましょう。和訳問題は特にSVOC+修飾の理解で点差が開きます。その上で、入試対策としては、前後の文脈判断を大切にする姿勢が大切です。
 空所補充も、上記のように、基本的な文法と熟語を固めれば、満点近く取れます。

 

この記事を書いた人

大学受験塾チーム番町代表。東大卒。
指導した塾生の進学先は、東大、京大、国立医学部など。
指導した塾生の大学卒業後の進路は、医師、国家公務員総合職(キャリア官僚)、研究者など。学会(日本解剖学会、セラミックス協会など)でアカデミックな賞を受賞した人も複数おります。
40人クラスの33位での入塾から、東大模試全国14位になった塾生もいました。

 

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